2014年3月6日木曜日

最低賃金で雇って何が悪い。ワタミの時給が最低賃金

居酒屋などを運営していることで有名なワタミグループが、各都道府県の最低賃金と同額の時給でアルバイトを募集していることがわかり、それに対して小池晃副という人が「十分に体力がある大企業が最低賃金ギリギリで雇用しているような状態を放置していいのか」と意義を申し立てたことで話題になった。

ブラック企業・ワタミの時給が各都道府県の最低賃金と一緒になってる事が判明
【国会】ワタミ、最低賃金と同額でバイト募集。渡辺議員に問い詰めるが、既に逃げてたwww

それにしても、最低賃金を守っていないならまだしも、最低賃金を守っているのにいちいち話題になるのは変ですよね。

そもそも、雇用というのは、雇う側と雇われる側の契約です。つまり、雇われる側が、「時給は◯◯円でも働きます」と認めた時点で、雇う側と雇われる側は”Win-Win"の関係に当たるわけです。だから、外部の人達がとやかく言うことではありません。

そこで働いている人達が、その時給で「働きたい」と思ったら働き続ければいいし、「働きたくない」と思ったら働かなければ良いだけの話なのです。

2014年3月3日月曜日

その時間が無駄になるかどうかは、あなたが一生懸命やるかどうかによって左右される

「何をすれば良いかわからない」「どうすれば良いかわからない」「どっちにしようか迷っている」という方はとても多いですよね。正直言って人生に正解なんてないですから、結局どれ選んでも一緒です。無駄な経験なんて一つもありません。

経験を無駄にしてしまう方法

でも、それらの経験を無駄にしてしまう方法が一つだけあるんです。それは、”中途半端にやる”ってことです。中途半端にやってしまうと、”経験した”程度に終わってしまいます。完全に無駄になるとは言えませんが、それ相応のスキルしか身についていません。

逆に言えば”一生懸命”やれば、それは”スキル”となって身につきます。

そして、そうやって”一生懸命”やっていくことが、あなたの人生に点を創ります。そしてその点と点がつながった時に、あなたの能力が発揮されるんです。スティーブ・ジョブズ風に言うと「connecting the dots.」なわけです。

やりたいことは全部やれ

「これ1本でやっていく」っていう人もいますが、それは非常にリスキーだと思います。もちろん人生の中で、1つにハマる時ってのはあると思います。それはそれでOKです。やりたいことがやれてますから。しかし、長い人生の中で1つのことしかやっていないって凄くもったいないことだと思うんですよね。日本には「1つのことを長く続ける」ことが美徳とされる風潮がありますが、古い考え方だと思います。

例えば、5,6歳からバイオリンなどの楽器を一貫して習っていれば、そこそこの成績は取れます。しかし、そういう人がプロとして生きていくのは、実際に難しいんです。原因は、人間の幅の狭さです。バイオリン一本をやってきた人より、色んな経験をしてきた人の演奏のほうが、人の心に響く演奏ができるというわけです。

人生は長いですから、「1つのことを続けなければならない」という固定観念は捨ててやりたいことは全部やれば良いと思います。

人の能力は掛け算

人の能力って掛け算なんですよね。例えば、1つのことを極めて、1万人に1人の能力を持ったとしましょう。しかし、日本だけでも、人口は1億3千万人います。ということは、その能力を持った人は日本だけでも、1万3千人いる、という計算になります。

そこで、1000人に1人の能力を2つ持ったとしましょう。1000人に1人の能力が2つなので、その人は、1000×1000で、100万。つまり、100万人に1人の人材になれるわけです。これなら、日本に、130人しかいません、倍率がグッと下がるわけです。

著名人の「connecting the dots.」

経営コンサルタントとして有名な、大前研一さんは、当時欲しかった楽器を買うために、高給なガイドツアーの仕事をするために、英語の勉強を一生懸命していたし、日本の将来のためにも、好きな科学分野の原子炉を一生懸命分析していました。その後就職する経営コンサルタントの会社、マッキンゼーでは英語ができないと仕事にならない会社だし、原子炉の経験を活かして、科学的視点で経営を分析して出版されたのが、ベストセラー「企業参謀」なんです。これが「connecting the dots.」

事業家の堀江貴文さん見てても、ノリでヒッチハイクやってたことが、トーク力や営業力に繋がってることが分かるし、本気で競馬で食っていこうとしてたから、瞬時に確率の計算が直感レベルでできるようになってて、それが経営に活きてたんだと思いますね。これも「connecting the dots.」

同じく事業家の家入さんは、引きこもり時代に、デザインとプログラミングにハマっていました。それらのスキルを使って起業して生まれたレンタルサーバーサービスが”ロリポップ”です。これも「connecting the dots.」

ブラック・ジャックを書いた手塚治虫さんだって、医者と漫画家どちらを目指すか迷いながらも、どっちも勉強していたから、医療の漫画であるブラック・ジャックが書けたわけです。これも「connecting the dots.」

夢は叶えるためにあるんじゃない

上記を読んでいただいた方は、「夢は叶えるためにある」んじゃなくて、「夢は目指すためにある」ということが分かると思います。たとえ夢がかなわなくても、一生懸命やっていれば、その経験が役に立つ時が必ずくるということです。

ゲームも一生懸命やる

結局LINEゲームで高得点取るために頭使うのと、仕事でハイクオリティを出すために頭を使うのは、ほとんど同じだということです。だから、ゲームも一生懸命やることが、大事だと思います。

僕の経験から言うと、自分の好きな分野で一生懸命になれない人は仕事もできない人が多いです。

野球が好きなら、ごろ寝してボーッと見てないで、「この選手はストレートの次はカーブしか投げない」とかそういう分析をしてれば良いんじゃないかなと思います。イチローはなぜ、ヒットが打てるのか考えて、バッティングセンターに行って真似したり。そういう分析と行動は色んなところで役に立つと思います。

まとめ

  • 好きな仕事も、嫌な仕事も、遊びも、何事も一生懸命にやる。
  • やりたいことがあるなら、貪欲に全部やる

2014年3月2日日曜日

【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

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大前研一さんの著書。50歳から残りの人生をどう生きるかを提案する指南書。やはり、数々のサラリーマンを見てきているだけあって、確信をついた提言をしてくれますね。まさに百戦錬磨という感じです。

本書のターゲットは50代ですが、20代が読んでも全然面白いと思います。

なぜ、ターゲットが50代なのか?それは、50代のサラリーマンがある意味で”大変”だからです。サラリーマンというのは、35歳にもなると、勤め先の仕事に安住してしまいます。つまり、”稼ぐ力”ではなく”社内営業”ばかりに力を注いでしまうのです。そして、そのまま、15年間も同じ仕事を続けていくわけです。これを大前さんは「魔の時」と表現しています。

20代~40代の方は社内にいる、50代の人を見渡してみてください。その姿こそが、自分の将来の姿なのです。

さらに、50代と60代では、競争環境が全く違う。一つ上の世代の場合、採用人数が少なかったため、同期入社組の2人に1人は幹部になれたかもしれない。しかし、今の50代の人達は同期入社だけで1000人ぐらいはいる。ピラミッド型の会社で、上り詰めていくのは難しいというわけです。

これは年功序列のパターンですが、能力主義の会社ではもっと厳しいです。なぜなら、IT化などのハイテクにより、若い人ほど優秀だということがわかってきているからです。つまり、35歳から社内で居場所を作り、”社内営業”ばかりやってきた人に、役割や仕事が無くなってきているわけです。50代サラリーマンの現実

50代以降の起業は危険

だからといって、50代で起業するのは非常に危険です。大前さんが言うには、退職金で起業した会社が成功する確率というのは、0.3%程度だそうです。非常にリスキーだと言えます。退職金で起業は危険

学歴と稼ぐ力は関係ない。

大前さんが言うには、学歴と稼ぐ力は関係ありません。その例に、パナソニックの創業者である松下幸之助さんは小学校しか出ていません。もちろん、学歴がないと就職では不利ですが、それと稼ぐ力や幸せの総量は関係ないということです。学歴は幸せの条件ではない

「とりあえず◯◯」は禁句

「とりあえずビール」が口癖の人は、家に帰れば”とりあえあずテレビのスイッチを入れ”野球を見る。休みの日も、”とりあえず昼寝”してしまう。つまり、時間を有意義に使う人間になるためには「とりあえず」は禁句なのです。「とりあえず◯◯」が人生を狂わせる
  1. 世界に冠たる企業を興した大経営者たちの共通点
  2. 50代サラリーマンの現実
  3. 退職金で起業は危険
  4. 学歴は幸せの条件ではない
  5. 50代のサラリーマンに自殺が多い理由
  6. 「とりあえず◯◯」が人生を狂わせる

2014年3月1日土曜日

「とりあえず◯◯」が人生を狂わせる

【大前研一さんの言葉】

飲みに行って、「とりあえずビール」とオーダーする人をよく見かけるが、実におかしな人たちである。欲しいものがあれば、それを頼めばいいのに「とりあえず」って何だ?と思う。「とりあえずビール」の人というのは、家に帰ると、とりあえずテレビのスイッチを入れ、野球をやっていたらとりあえず最後まで見てしまう。休みの日も、とりあえずだらだら寝たり、テレビを見たりして過ごしている、に違いない。

「とりあえず」はやめなさい。これが人生を狂わせる。50歳になり、最後の瞬間に「ああ、オレの人生は幸せだった」と締めくくりたいと思っているのなら、「とりあえず」の時間をつくってはいけない。積極的に自分の時間表をつくり、意味のあることに時間を振り向けていかなければ。
【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

50代のサラリーマンに自殺が多い理由

【大前研一さんの言葉】

50代のサラリーマンに自殺が多いというが、自殺をする人というのは、がんばっている人である。そういう人には、まず、肩の力を抜けよ、と言いたい。

今の50代は、よほど特別なトラブルでも抱えていない限り、変な欲さえ持たなければ、そこそこ暮らしていける幸せな世代だ。普通にしていたら、自殺しなきゃいけないような原因そのものを抱えないですむはずなのだ。

それなのに自殺したくなる人というのは、やっぱり欲深い人である場合が多い。身の丈に余る借金をしてしまうのも、ノイローゼになるほど悩んでしまうのも、欲が深いからである。

上司がにできるヤツと評価されたい、みんながあっと驚くような企画を出したい・・・、というような欲を持つ人というのは、自分を買いかぶっている証拠だ。こういうのを一切やめて、「オレにそんなことできるわけがない」と開き直ったら、人生どんなに楽になることか。
【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

学歴は幸せの条件ではない

【大前研一さんの言葉】

現状を把握できず、リセットボタンも押さず、いつまでもガターからピンを狙っているような人がとくに大量に発生するのは、一流と呼ばれる会社だ。

以前、『週刊ポスト』でサラリーマン向けの人生相談ページを担当していたことがあるが、そこで、相談を受けた1600人の中にも、あんたガターに入ってるんじゃないの?と言いたくなるような連中がいっぱいいた。そういう人の大半が、「オレはいい学校を出た」「いい会社に就職した、そんなオレがなぜこんなに恵まれないんだろう?」といったことでくすぶっている。そして、リセットできない原因もそこにあるのだ。つまり、そういう人たちは、小さいころからよくできて、学校の成績も上の方で、会社でもそこそこやっているのだからいつか報われるはずだ、という気持ちがある。だから、いつまでもぐずぐずしているのだ。

だが、これは大間違いだ。前提条件がずれている。いい学校を出たことにどれだけ意味があるのか。松下幸之助さんは小学校しか出ていない。安藤忠雄さんは、ハーバード大学と東京大学で教えているけれど、大学は出ていない。戦後をつくった100人の経営者を集めて学歴を調べたら、小学校から大学までランダムだと思う。当たり前のことだが、学歴は成功や幸せの条件ではないのだ。
【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

退職金で起業は危険

【大前研一さんの言葉】

50歳になってもファイティングポーズの解けない人の中には、定年後の起業を夢見る人が案外多い、だが、僕は勧めない。退職金を資本金につぎ込んで始めた会社が成功する確率というのは、おそらく1000に3つぐらいなもの。まず成功する可能性はない。

50歳までサラリーマンを続けてきたあなたは、動物で言えば飼い慣らされている。一方、本書の冒頭のところでも述べたように事業家の素質がある人というのは、他人に飼い慣らされるような生活を25年も続けていられるわけがなく、とっとと飛び出してすでに起業しているはず。つまり、50歳まで大企業にいられたということは、事業家の素質には欠けているということの確かな証拠なのだ。

そもそも、事業家とサラリーマンでは染色体が違う。事業家とは先天的にリスクテーカーである。だから、サラリーマンから事業家に転身するなんて、犬に向かってニャーと鳴け、というぐらい難しいことなのだ。主からずっとエサをもらい続けていた犬が、荒野にあこがれて出て行ったところで、3年目には犬死にするのがオチだ。だからやめておいた方がいい。
【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

50代サラリーマンの現実

【大前研一さんの言葉】

幸いなことに日本の会社は、アメリカの会社のように、退職金を握らせて役割を終えた中高年をサッサと退社させてしまうような勇気を、まだもてないでいる。そのおかげで、この先肩たたきされる不安はあるにせよ、とりあえず50代サラリーマンの居場所はいちおう用意されている。

だが、リストラを免れたからといって、胸をなでおろすのはまだ早い。パート職員などを大幅に減らし、残った正社員の仕事が殺人的に増えるケースは少なくない。また、会社が倒産でもしてしまえば、退職金をもらい損ね、肩たたきで外に出た方がまだましだった、ということにだってなりかねない。つまり、会社に残ったところで「勝ち組」とは言い切れないのだ。
 【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

世界に冠たる企業を興した大経営者たちの共通点

【大前研一さんの言葉】 
松下幸之助さんは、尋常小学校を出てから丁稚奉公をして実学を学び、二股ソケットを発明、その製造販売で独立し、20代半ばでのちの松下電器を創業している。

この創立メンバーだったのが、松下さんの義理の弟で、のちに三洋電機を創業する井植歳男さん。井植さんは、高等小学校(現在の中学校)卒で、やはり創業は20代だ。

早川徳次さんは、丁稚奉公に励んで金属加工の技術を身につけ、シャープペンシルを発明。シャープの前身となる会社を興した。

本田宗一郎さんは、丁稚奉公先の自動車修理工場からのれん分けしてもらって独立し、成功を収めるも、修理の仕事だけに飽きたりず、必死で勉強して、ピストンリングの製造を始めた。これが本田さんの20代だった。

盛田昭夫さんが、井深大さんの誘いで、東京通信工業(現ソニー)の設立に参画したのも20代半ばである。盛田さんは大阪大学から海軍へというエリートコースを歩んだが、実家が造り酒屋で、もともと商売っ気のある創意工夫にあふれた人だった。

京セラを創業した稲盛和夫さんには、大学卒業後数年間のサラリーマン経験がある。だが、 硝子(ガラス)メーカーに入社するも、上司と衝突して数年で退社。すぐに仲間を集めて、新会社を設立している。

オムロンの立石一真さんも、配電盤メーカーに就職後、すぐに才能を発揮し始めるが、それを快く思わない上司と対立。やむなく会社を飛び出し、自分の考案した家庭用品をつくっては自転車に乗せて行商するという苦しい20代を過ごした。この経験は、あとになって創業する立石電機製作所(現オムロン)の経営に生かされている。

彼らは、サラリーマンにはなる気が最初からないか、あるいはサラリーマンになったとしても、短期間で上司と衝突して、結局は独立することを選ぶようなメンタリティの持ち主である。
ここで大事なのは、学歴は関係ないということですね。それと皆、20代で創業しているところが共通点と言えそうです。

サラリーマンって、”上司に言われたことを言われた通り”にこなせるかどうかを試されてるだけなので、サラリーマンとして仕事ができる能力と、経営者として仕事をこなす能力は全く別ということです。

 大前さんが言うには、このような経営者になれる素質を持った20代は世の中にごまんといるそうです。しかし、そういう人達はサラリーマンになった時に、”上司に言われたことを言われたままやる”「サラリーマン染色体」に染まってしまうそうです。これが、日本の企業に元気がない原因かもしれませんね。

【大前研一】50代からの選択【書評・レビュー】

2014年2月24日月曜日

人一倍性欲が強かったガンジー


非暴力・不服従で知られるマハトマ・ガンジーですが、実は人一倍性欲が強かったことで知られています。

13歳で結婚したガンジーは妻との性行為に溺れていました。奥さんの目を見ただけで欲情するぐらいです。

16歳の時に、ガンジーの父親が病気になったため、ガンジーは看病をしていました。つかの間の休憩で奥さんと過ごしていたら、ムラムラしてしまい、数時間にわたって性行為。その最中に父親が亡くなってしまったという話もあります。

ガンジーが禁欲を開始したのは36歳の時の話である。

深夜高速バスが超格安で乗れる理由


安いという理由で、旅行や出張の際に、夜行バスを利用をする人は多いと思います。

そこで、夜行バスが安い理由を探ってみました。

下請けバス会社を利用している。

じつは夜行バスの多くは、それらを運行している旅行会社の所有ではなく、下請けのバス会社から運転手付きで”チャーター”しているのが現状。下請けのバス会社には地方の小規模なバス会社も多く、安く外注できるというわけです。

安全性だけには、気をつけて欲しいですね・・・。

交通事故を起こす人の傾向


ある大学が行った調査によると、交通事故を起こしたグループと起こしていないグループに分けて「セックスに満足しているか?」という質問をしたところ、交通事故を起こしたグループはYESが18%だったのに対し、交通事故を起こしていないグループはYESが70%となった。

つまり、セックスに満足している人ほど安全運転で、欲求不満な人ほど交通事故が多いというわけです。

擦り傷程度であれば、消毒は逆効果


転んで膝などを擦りむいた時に、皆さんはまず消毒を行うと思いますが、消毒を行うと傷が治るスピードは遅くなってしまうことが分かっています。

確かに、消毒液は殺菌作用があるのですが、人間本来持っている、傷を治す成分まで殺してしまうのです。更に擦り傷程度であれば、そこからバイキンが感染してしまうことは少ないそう。

つまり、擦り傷程度の怪我の場合は、水道水で綺麗に洗う程度で良いのです。そして、化膿しないように、清潔にしておくこと。

風邪の予防にマスクをする意味はない!?



冬になると、マスクを着用した人で溢れますが、ウイルスはマスクを通過してしまうことが、科学的に分かっています。実はマスクをする文化というのは、日本とアジアの一部の地域で見られる現象のようです。

結核や大腸菌など細菌の大きさは1/1000mm程度であるのに対し、ウイルスの大きさは細菌のさらに1/100程度しかないそう。

まず、市販のマスクでは、これらのウイルスをカットすることはまず不可能です。

こんなマスクであれば、防げるかもしれませんが。


マスクはしていたほうがいい

しかし、マスクの着用に全く意味がないことはないそう。1つは、くしゃみや咳による唾液は通過しないということ。これは、自身が感染している際のエチケットになります。もう1つは、口周辺の湿度を保つことによって、ウイルスの活動を抑えられるということです。

つまり、他人に感染させないためにも、自分が感染しないためにもマスクの着用は推奨できるというわけです。

日本人にしかできない「気づかい」の習慣【書評・レビュー】


なぜか、家にあったので「日本人にしかできない「気づかい」の習慣という」本を読みました。それにしても、なかなか面白かったです。これを読むと仕事の世界でも、プライベートの世界でも物事を円滑に進めていく上で気遣いは必須だと感じますね。

気づかいとは?


そもそも気づかいとは何なのでしょうか。

それは、「この人は何が好きなんだろう?」「何をしたら喜んでくれるんだろう?」と考えることです。
情けは人のためならず


気づかいできる人になるためには?


では、気づかいできる人になるためにはどうすればいいでしょうか?

それは、忙しい上司に話しかける時には、「短く簡潔に結論から話そう」。とか、感覚的な人に資料を見せる時には、「細かい数字よりもタイトルに凝ろう」。といった思いやりの意識を持つことです。
【稲盛和夫さんの言葉】

何でもない現象の中に、素晴らしいチャンスが潜んでいます。しかし、それは、強烈な目的意識を持った人の目にしか映らないものなのです。


なぜ、日本には、気づかいの文化が広まったのか?~気づかいのルーツ~


気づかいのルーツは江戸時代にさかのぼります。1603年ごろ、江戸の町の人口は爆発的に増えました。現在の東京の1平方キロメートルあたりの人口密度は5700人と言われていますが、当時の江戸は6万人だったとも言われています。

あまりにも人が増えすぎてしまたっため、各々自分勝手に生活をしていたら、いろいろ問題が発生してしまったのです。

そこで、人付き合いの中で守るべきルールを定めようということになり、そのルールをまとめた本が「江戸しぐさ」というものです。

これは江戸の商人がまとめたもので、単なるマナーや教養の本ではなく、商人の哲学が詰まった書物だったのです。

その内容ですが、たとえば「人とすれ違う時は、お互い少し肩を引いてぶつからないように」したり、「傘をさしている時は、相手に当たらないように傘を傾けあったり」といったことが書かれていたようです。さらには、「人の足を踏んでしまった際は、謝る」といったことも書かれていたようです。

もちろん、「江戸しぐさ」ができる前から、気づかいの文化は日本にあったようですが、この江戸時代に初めて”気づかい”という文化が明文化したというわけです。


自分が楽しまなければ、人は気づかえない


気づかいをする時に大切なのは、自分が楽しんでいるという意識です。

それは、気遣うことによる、喜びです。

接客業であれば、お客様を楽しませる。
家族であれば、感謝の言葉を口にする。

そうやって、与えたときに得る喜びを感じられなければ、気づかいをするのは難しくなってしまいます。
【本田宗一郎さんの言葉】

自分の喜びを追及する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい。


”放っておく”という気づかい


気づかいをする上で重要なのが、”加減”です。皆さんも、気づかいをされすぎて、逆に不愉快な気持ちになったことはないでしょうか?

そうです、気づかいをしすぎることは、かえってマイナスになることもあるのです。

そこで重要なのが”放っておく”という気づかいなのです。

これは、仕事における上下関係にも同じことが言えるようです。
【松下幸之助さんの言葉】

部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、じゃましないようにするということだと思います。


 当たり前のことをしっかりやる


人間関係を構築する上で、最も大事なことは当たり前のことをしっかりやることです。
  • 公共の場は綺麗に保つ
  • 約束を違えない
  • 名刺をもらったその日のうちにメールでお礼をしておく
他にもあげればキリがありませんが、当たり前のことを全くできない人というのは、わりと多いものです。
【志村けんさんの言葉】 
お笑いみたいなものでも、常識を知らないと本当のツボというものがわからない。常識は基本線で、お笑いはその常識をひっくり返すところで、コントとして成り立っている。だから笑えるワケよ。お笑いに限らず、常識をバカにする奴に、常識を超えたことは絶対にできない。
常識で当たり前のことをしっかりやっているから、お笑い芸人さんは、笑いを取ることができるというわけです。

ディズニーのルーツと歴史

ディズニーの生みの親である、ウォルト・ディズニーは元々裕福な過程だったのですが、親が親戚の借金の連帯保証人になってせいで、一気に貧乏暮らしになります。

その時、住んでいた家の屋根裏部屋に一匹のねずみがいたそうで、彼はそのねずみをペットとして飼い始めます。

そうです、そのねずみから生まれたキャラクターこそが、ミッキーマウスなのです。
【ウォルト・ディズニーの言葉】

「夢を見ることができれば、それは実現できる。われわれは決して忘れてはならない。すべての始まりが一匹のネズミだったことを」

2014年2月23日日曜日

気づかいができる人になるために心がけるたった1つのこと。

気づかいに必要なのは意識すること。です。

「この人は何が好きなんだろう?」
「何をしたら喜んでくれるんだろう?」
「人に喜んでもらうにはどんなことをすればいいか?」

忙しい上司に話しかける時には、「短く簡潔に結論から話そう」。
感覚的な人に資料を見せる時には、「細かい数字よりもタイトルに凝ろう」。
心配症の人には、「休みの日でも売り上げの連絡を入れた方がいい」。

などなど、日常生活や仕事を行う上で、意識できることはたくさんあります。

上記から察するに、気づかいを言い換えるとすれば、思いやりということが分かります。

他人を思いやり、その人に対して自分ができることこそが、気づかいなのです。

【稲盛和夫さんの言葉】

何でもない現象の中に、素晴らしいチャンスが潜んでいます。しかし、それは、強烈な目的意識を持った人の目にしか映らないものなのです。

おもいやりときづかいとおもてなし。衣を染めんよりも心を染めよ。

おもてなしとは、自分が大切だと思っている人に対して、「この人は何が好きなんだろう?」「何をしたら喜んでくれるんだろう?」と考え、実際にしてあげること。これが気づかいの本質です。 
相手を大切にする。和を大切にする。四季を大切にする。そんな感性から生まれる人への細やかな配慮や繊細な所作こそ、日本人にしかできない気づかいです。 
「心を込めて、相手が望むことをすること」 
どんな小さな行動でもいいから、心を込めて人を気づかえば人間関係がよくなり、仕事は円滑になり、どんな商売も繁盛します。

衣を染めんよりも心を染めよ


外形ばかり気にせず、精神の修行の励みなさい。という意味の仏教のことわざです。

同意語に頭剃るより心を剃れという言葉もあります。

2014年2月22日土曜日

【藤沢数希】なぜ投資のプロはサルに負けるのか【書評・レビュー】

【送料無料】なぜ投資のプロはサルに負けるの...

超人気ブログ『金融日記』でお馴染みの藤沢数希さんの著書、なぜ投資のプロはサルに負けるのかを読みました。サブタイトルは「あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方」です。つまり、投資の本質と、投資のノウハウを詰め込んだ著書となっています。しかし、それだけにとどまらず、お金にまつわることはかなり網羅されています。投資はギャンブルに近いという理由から、宝くじや丁半博打、競馬の仕組みまで丁寧に解説されています。


金儲けの方法が、そのへんの千数百円の本に書いてあるわけがない。


藤沢数希さんは、外資系投資銀行の最前線で数年間勤めてきました。投資のプロとして食べていますので、投資理論もひと通りマスターしていますし、トレーディング戦略を毎日死に物狂いで研究されています。正直に言って、そんな彼でも「投資で確実にもうける方法はわからない」と断言しています。

ではなぜ、書店には『投資で誰でも○億円』というような本がたくさん並び、全国では『投資の必勝法』などといったセミナーが法外な料金で開催されているのでしょうか?

それは、その人達が”たまたま儲けた”ことを良いことに、その出版やセミナーでお金を儲けているからです。その人達はそれを使って、六本木のキャバクラで遊んだり、南の島でクルージングしたり、そして、不安でいっぱいの自分自身の老後にそなえているそうです。つまり、そういう人達の現在の収入源は、投資ではなく、出版やセミナーのみになっている可能性があるのです。

儲け話には裏があるわけです。くれぐれも騙されないようにしましょう。


リスクとリターンの本当の定義


リスクとリターンには、日本語に該当する言葉がなく、日本人はこの2つの意味を誤解しがちです。

特にリスクは、”損する”という意味ではありませんし”危険”という意味でもありません。

リスクの正しい定義は”不確実で、得することも損することもありうる”状況のことを指すそうです。

詳しくは、リスクとリターンの本当の定義をご覧ください。


まとめ


結論から言うと、投資したい場合の鉄則は1つです。それは「分散投資」です。つまり、1つの銘柄に投資するのではなく、複数に投資することが、結果的に儲かる可能性が高いということです。

その理由をここで説明するには長くなりますので、是非著書を手にとってみてください。


普通に働いたほうが儲かる


投資なんてせずに、普通に働いたほうが儲かります。

「投資で儲ける」といえば大きく2つしかありません、上記で紹介した「分散投資」か、投資のプロとガチンコ勝負をかける「集中投資」です。そして、「集中投資」を素人がやっても、損をする可能性の方が高いということが、本書でよくわかります。

しかし、みんなが「分散投資」をすれば、お金持ちになれるというわけではありません。株式投資のリターンは大体平均5%前後なのです。つまり、100万円投資しても、5万円しか儲からないわけです。

そこで、お金を稼ぐためには、投資なんかしてるより、会社に行って、上司に怒鳴られながらも、ゴマをすって、夜遅くまで残業をやっていた方が、はるかに簡単に、しかも無リスクで儲かるというわけです。
  1. 殺人事件とか狂牛病とかテロとかドラッグとかエイズより危険なもの
  2. 都会で住むのに車は必要ない
  3. 教育にお金をかけても、社会で成功するかどうかとはほとんど関係がない
  4. リスクとリターンの本当の定義

リスクとリターンの本当の定義

【藤沢数希さんの言葉】

リスクもリターンも日本語に対応する言葉がないので、誤解されていることが多々あります。よくある間違いは、リスクは損することで、リターンは得することと覚えることです。また、リスクは危険という意味でもありません。

リスクとは不確実性のことで、得することも損することもありうるという、将来が不確定な状況を表す言葉です。

また、リターンというのは、状況によってふたつの意味があります。 
これから投資をするという状況では、未来のことなのでもちろん結果はわからないけど、平均的にはどれぐらい得するのかを表します。これは期待リターンと呼ばれる概念です。 
また、投資した結果、得られた成果を事後的に評価するという状況では、リターンというのは、実際にどれだけ得したかというのを表します。実現リターンと呼ばれることもあります。

教育にお金をかけても、社会で成功するかどうかとはほとんど関係がない

【藤沢数希さんの言葉】

僕は大学生のとき、塾の講師や家庭教師のアルバイトをしていました。また、博士号を取得してからは、大学生や大学院生に数学や物理学の講義をしていました。今は、外資系投資銀行という、高学歴者の巣窟で仕事をしています。このように何かと教育や学歴に関わることが多かったのですが、ひとつ確信めいたことがあります。

それは塾とか家庭教師とかの教育サービスにお金をかければ、有名大学に入れる確率はかなり高まりますが、社会で成功するかどうかとはほとんど関係がないか、むしろ逆効果かもしれないということです。
大前研一さんも「子どもにかけたお金」と「子どもの質」は反比例すると言っていましたね。

都会で住むのに車は必要ない

【藤沢数希さんの言葉】

日本のような高度に公共交通機関が発達した先進国において、特に大都市近郊に住んでいると、自分で車を持つ必要性というのはほとんどありません。例えば、僕のように都心に住んでいると、駐車場台とガソリン代と自動車保険料だけで月に10万円以上はかかります。郊外に住んでいたとしても、車の減価償却費まで考えれば、やはりひと月に10万円以上の支出ということになるでしょう。 
買い物や飲み会にデートと、使いたいときにいつでもタクシーを使ったとしても、月に10万円を超えることはそうありません。 どこかに遠出したいときは、レンタカーを借りるほうがずっと経済的です。

殺人事件とか狂牛病とかテロとかドラッグとかエイズより危険なもの

【藤沢数希さんの言葉】

殺人事件とか狂牛病とかドラッグとかエイズとか、何かとひとを不安にさせるようなニュースがいつも流されていますが、日本に住んでいる場合、圧倒的にひとを殺しているのは車です。だいたい1年に7000人~8000人程度のひとが交通事故で亡くなります。殺人事件と狂牛病とテロとドラッグとエイズの犠牲者をすべて足しても、この数字にはとうてい達しません。そして、忘れてはいけないことは、交通事故の犠牲者の後ろには、同じくらい不幸になってしまった加害者もいるということです。

大衆というのは情報の質的な重要性をいつも間違って解釈するものです。確かに狂牛病は医学的にも社会的にも大変重要な意味を持つ病気ではありますが、犠牲者の数を量的に見てみると、日本に住んでいる場合、交通事故のほうがはるかに危険です。

20歳のときに知っておきたかったこと【書評・レビュー】


藤沢数希さんの金融日記というブログで、紹介されていたので、20歳のときに知っておきたかったことを読みました。



著者のティナ・シーリグさんは、戦略コンサルタントを経て、自ら起業したりした後、スタンフォード大学で、起業家育成に励んでいます。

金融日記にも書かれていますが、20歳じゃなくてもとてもタメになりますし、アメリカの大学は日本の大学に比べて、本当にクリエイティブな授業をしていると思います。日本の大学のように、「こことここを覚えてきなさい」といった淡々とした授業とは大違いでした。



アメリカのスタンフォード大学の授業の例



アメリカのスタンフォード大学の起業家コースではこんな問題が出されます。
いま、手元に5ドルあります。2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか?
 日本の大学の授業と違い、この授業の良いところは、「考えさせる授業」であることですね。つまり、「答えは自分で見つけなさい」といった主旨の授業を主に取り扱っているということです。日本の大学では、先生に答えを教えてもらうのが普通ですよね。それも、何十年も前に解き明かされたような内容を今もずーっと覚えています。それが不必要とは言いませんが、授業はつまらないし、答えのない社会では、なかなか役に立ちません。

ところで、この問題に対する生徒たちの答えもやはり、面白いですね。アメリカの生徒たちは違います。あるチームは、「洗車サービス」をしてみたり、あるいは、「レモネード・スタンド(レモンのジュース屋さん)」を開きます。

中でも大金を稼いだチームは、斬新な発想をします。それは元手の5ドルにはまったく手を付けないというやり方です。お金に注目してしまうと、視野が狭くなることに気付いてしまったわけです。

例えば、あるチームは、学生会館の真ん中で、自転車のタイヤの空気圧を無料で点検するサービスをしました。そして必要なら空気を入れる。そう無料で。

彼らが取ったマネタイズ方法は”寄付”というスタイルでした。つまり、料金を設定せずに、客に料金を決めさせたのです。実は最初は、「1ドルで空気を入れる」スタイルだったのですが、客の反応を見て”寄付”に変えたんです。それが功を成し、”寄付”の方が、多くのお金が集まることが判明したんです。

実にユニークな授業ですね。アメリカからGoogleやFacebookといった大企業が生まれるのも、納得がいきます。



アイデアは、○○に似ている。



アメリカでは次のような課題も出題されます。

「以下の空欄にあてはまる文章をできるだけ多く書いてみましょう」
アイデアは、○○に似ている。

なぜなら、○○だからである。

したがって、○○である。
 僕が気に入ったユニークな解答を2つ紹介します。

  • アイデアは赤ん坊に似ている。なぜなら、誰もがかわいいと思うからである。したがって、自分自身のアイデアを吟味するときには客観的でなければならない。
  • アイデアはワッフルに似ている。なぜなら、できたてがいちばんだからである。したがって、たえず新しいアイデアを思いつくのが大事である。




顧客を知ることの重要性



ビジネスを行う上で、”顧客を知る”ことは大事な要素の一つです。なぜなら、客を知らなければ、客に満足してもらえるサービスを創ることはできないからです。

本書では、”オムツ”の事例が取り上げられています。

ハギーズという紙おむつのが、P&Gパンパースにくらべて芳しくなかったため、対策を考えていたキンバリークラークという会社は、愛用者にインタビューしたり、紙おむつがどのように購入されているのかなど、とにかく分析を繰り返しました。

そして、キンバリークラークという会社は、大きなチャンスに気づきます。親たちは、、周りから「まだオムツが取れないの?」と聞かれるのが、たまらなく嫌だったのです。そこで、同社が思いついたのは、オムツとパンツの中間の商品「プルアップス」の開発でした。そうすれば、子供はひとりで「プルアップス」を履くことができ、そこに自尊心を持てます。そうすれば、親も「オムツよりはマシかな」「成長したな」と実感することができるというわけです。

顧客を知ることで、顧客が抱えている悩みや壁を発見でき、ビジネスアイデアに繋がるというわけですね。

一方で、アンケートには危険性もありますので、詳しくはビジネスにおける市場調査の必要性をご覧ください。



成長する人の共通点



成長する人には共通点があります。それは、
自分の持つスキルの幅を積極的に広げ、リスクを取って新しいことに挑戦する人
です。

逆に成長しない人の共通点は「自分のスキルや潜在能力はこれだと決めつけ、決まった役割に徹する人」 です。

ちなみに、新しいことに挑戦する人ほど、成功する可能性がはるかに高いことは、数多くの調査で証明されているようです。

これは、別の言い方をすれば、「今まで何をしてきたか」より「これから何をするか」に焦点を当てようということです。

元経営コンサルタントの大前研一さんも「僕はこの仕事は苦手ですとか言い訳をする人ほど、仕事ができないし昇進も遅い」というようなことをおっしゃっていました。また大前さんはこうもおっしゃっています。
突破できる人間とできない人間の違いは、要するに自分にはまだ経験がないというときに、そこを避けて通るか「とりあえず入ってみよう。何かあるかもしれない」と思うかの違いである。
要するに、やったこともないのにできないと言うな!やってみなきゃわかんないだろ!ということですね。



並外れた業績を達成した人々の最大の味方は、ほかの人たちの怠慢である。



ワシントンを拠点とする世界的なアドバイザリー会社、ガーデン・ロスコフノCEOのデビットはこう言いました
「並外れた業績を達成した人々の最大の味方は、ほかの人たちの怠慢である。」
つまり、怠けている人達がたくさんいるおかげで、目立つ人がいるというわけですね。

成功を拒む最大の壁は、自己規制です。自分に限界を作るのは辞めましょう。



生きることの達人



中国の老子はこんなことを言いました。
「生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と身体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、つねに仕事であり遊びでもあるのだ」
要約すると、

  1. 区別や偏見、先入観を失くす
  2. 何事にも、全力で
  3. 儲かるか儲からないかは周りが決める
ということです。

逆に言えば、人生を上手に渡れない人というのは、「仕事だから、このくらいやっておけばいいだろう」とか「遊びだから、うまくならなくてもいい」と妥協してしまいます。仕事と遊びを区別することは、偏見でしかありません。もちろん、仕事と遊びの内容は違う可能性は高いでしょう。しかし、それに対する情熱は同じくらいの心持ちの人こそ、人生の達人なのです。

遊びが仕事に直結することの証明は、考える力を身に付けるには?頭を良くするたった1つの方法をご覧ください。



まとめ



本書で伝えたいことは、「自分に許可を与える」ということです。

その許可とは、「常識を疑う許可」「世の中を新鮮な目で見る許可」「実験する許可」「失敗する許可」「自分自身で進路を描く許可」「そして自分自身の限界を試す許可」などです。

つまり、「自分で壁を作るな」ということです。

こう言ってしまうと一見、自己啓発のようですが、本書の内容には、スタンフォード大学での事例や、たくさんの経営者の事例が紹介されているので、一生役に立つと思います。

2014年2月16日日曜日

社員のモチベーションを左右する5つの要素

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仕事のモチベーションがあがる要素は主に5つあります。

今回はその5つをランキング形式でご紹介したいと思います。



5位:強制

脅してモチベーションを上げるパターン


4位:準拠

上司が気に入られることによってモチベーションを上げるパターン


3位:報酬

報酬を与えることによってモチベーションを上げるパターン


2位:専門

高い専門性や地位による権威を活かすことでモチベーションを上げるパターン


1位:正当

正当さや、社会貢献しているという性善説に基づいたモチベーションを上げるパターン



古い企業では、前半3つによって、モチベーションを挙げて働かせてきましたが、これからの企業では、上位2位でしか社員のモチベーションを上げることは難しい時代になってきています。

つまり、何より大事なのは「自分は必要とされている」といった思いを感じさせてあげることが、最高のモチベーションアップへと繋がるわけです。

問題解決できる人の思考法。問題から課題へ。

問題解決できる人の思考法には共通点があります。

それは、問題を課題として捉えてるということです。

逆に言えば、問題解決できない人というのは、問題を問題のままにしているということです。つまり、問題をそのままにして見ないふりをしているということです。

しかし、問題解決できる人の思考法は違います。問題を自分の課題として捉え、その課題を解決するために物事を考え始めます。

身の回りには、問題がたくさん溢れていますが、問題を問題のままにしている人は、その問題に気づかないか、あるいは気付いても見て見ぬふりをしています。

身の回りにあふれている問題例
  • 通勤時間が長い
  • 睡眠時間が取れない
  • お金がない
  • 冷え性
  • 朝起床できない
  • 仕事辞めたい
こういった問題は、たくさんの人が抱えている悩みだと思います。

これらを「しょうがない」と言ってしまったらそれまでです。問題解決できない人の口癖は「しょうがない」です。問題解決者にとって「しょうがない」は禁句です。「絶対に解決できる」という心持ちこそが、問題解決できる人の思考法だと言えるでしょう。

2014年2月12日水曜日

【大前研一×柳井正】この国を出よ【書評・レビュー】

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大前研一さんと、ユニクロの柳井正さんによる対談本。

内容は政治や経営、教育など。柳井さんは政治が大嫌いで、なるべく政治には口を出さずやってきましたが、我慢できなくなったらしく、日本の悪いところをかなり的確に指摘しています。もちろん大前さんも鋭い分析力で日本の悪いところと、改善案を述べられています。

日本の税金

例えば税金の高さ。雇用を守るためには企業を守るべきなんですが、日本の企業はどういうわけか、法人税や所得税が高過ぎるために、企業の利益を確保することができません。利益が出ないということは、事業を拡大することも難しいですし、倒産する危険性は増えてしまいます。政府や企業を守るために色々やってますが、まず法人税や所得税の廃止が最優先でしょう。下手に企業の援助をするより、”邪魔をしない”というのが鉄則ですね。法人税や所得税を無しにすると、国民との税金に差ができ、不公平だという方もいらっしゃいますが、それはナンセンスです。日本の国民のほとんどが、会社からお金を頂いているわけですからね。税金が上がるのと、勤め先が倒産するのどっちが良いの?っていう話しです。あと、会社の利益は社長の利益だと思っている方もいらっしゃるようですが、会社の利益は会社の利益ですからね。社長も会社から給料を頂いているわけです。

日本の経営

次は経営。日本人というのは、海に囲まれた島に住んでるせいか、鎖国傾向にあります。日本人は海外に出るのを拒む傾向にあるようです。しかし、世界のネットワークをうまく利用しなければ、海外から押し寄せる企業に押しつぶされるのも時間の問題ではあります。GEやサムスンといったグローバル企業は人材投資に惜しみない金額と時間を費やしています。これには日本の企業が見習うべきところがたくさんありました。

日本の教育

次に教育。残念ながら日本の英語のレベルというのは、先進国の中では、最低ランクなんです。先程も述べたように、日本人は海外に出る力が必要です。一方で、海外の企業が日本に進出した際には英語というツールは仕事を行う上で必須スキルとなります。英語はそれぐらい重要なものなのです。ではなぜ日本人の英語のレベルは低いのか?この原因は教育にあると言えます。大前研一さんによると、公立学校の教員の英語力というのは、”教わるレベル”だそうです。つまり、日本人の英語力を上げるためには、現在の英語の教員には辞めていただくしかないのです。さらにいえば、英語で最も重要とされるのは、読み書きよりも、聞き喋りです。しかし、日本の英語教育というのは、読み書きが主軸となっており、英語の楽しさがわからないばかりか、社会に出ても役に立たない勉強をしているんです。大前研一さんによると、英語はブロークンでも良いそうです。最も大事なのは、リーダーとしてのセンスとそれを伝える力なのです。だから、英語はリスニングやスピーキングに力を入れるべきというわけです。

日本の政治家

次に政治。皆さんは日本の政治家にどれだけの税金を払っているかご存知でしょうか?国会議員の年収は、ざっと3000万円ほどです。しかし政治家にかかる費用はこれだけではありません。公設秘書3人分、文書通信交通滞在費、議員会館や議員宿舎も当然、コストです。そして、ここで挙げた数字をすべて合算すると、少なく見積もっても年間7000万円、任期の6年で掛ければ、参議院議員1人につき実に4億2000万円もの費用がかかるのです。

参議院だけでも、こういう人たちが現在242人いて、年間約170億円かかっているわけで、その役割とこうしたコストの対比、すなわち費用対効果を吟味する必要があります。要するに「役に立っているのかどうか」ということです。

2014年2月10日月曜日

IT化が進むと雇用が失われるとかいう馬鹿

「IT化は雇用を潰すからダメ」という人がいるが、それは大きな間違いです。確かに雇用が失われるがそれぶん物を作る時に発生する人件費は抑えられるので、物価は安くなります。つまり働く時間が少なくても快適に暮らせる世の中へと変わるわけです。体力的にも精神的にも絶対的時間も節約できます。一般的にそういう状態を”豊かな世の中”と言ったりしているわけです。働く=1日8時間以上、週5日以上という固定観念からくるものだと思います。

世の中の全てがIT化されて世界を想像してみてください。事実アメリカの農業なんかはヘリコプターで農薬を巻いています。もし、人々が働かなくても食べていける世界になったら・・・。世の中には娯楽をつくる仕事しか残りません。例えば最近で抽象的なのはスマホゲームです。言ってみればあれもITです。ITの仕事が残るのは当然なのです。つまりITでクリエイティブな仕事が今求められているわけです。

僕が思う基本的なこと

基本を忠実にやれ。にも書いたように基本的なことって本当に大事だと思うんですよね。

そこで、基本的なことって何か考えてみました。

1.自分が好きなことをする。


自分が好きなこともやれず、親や先生の言うことばっかり聞いてきたいわゆる良い子ちゃんって本当に役に立たないんですよね。

それから日本人の好奇心って本当にゆがんでると思います。これも原因は教育にありますね。「こことここがテストに出るから覚えてきなさい」そして生徒は「これだけ覚えれば良いんだ」と安心してしまうわけです。だから、好奇心に忠実に。知りたいことを知ること。

2.あいさつをする。


あいさつできない人って不幸な人が多いですよね。「ごめんなさい」「ありがとう」「いただきます」がちゃんと言えてる人って意外と少ないんじゃないでしょうか。

3.自分の頭で考える。


これも1番に似てるんですが、自分の頭で考えることですね。親や先生に言われて「はい、そうですか」って思考停止してるようじゃ、考える力は養われません。そして自分が好きなことを一生懸命やることが思考力を養う上で一番良いと思います。だって、好きなことなら、貪欲に手に入れようとするじゃないですか。手に入れるために考えるから考える力が付くんですよね。好きなことを一生懸命貪欲にやりましょう。

大前研一の考えるロジカル・シンキングとは?

【大前研一さんの言葉】

ロジカル・シンキングとは、様々な事象の複雑な関係を収集した情報を理論的に正しく理解し、自らの思考を論理的に整理・構成するための技術である。その基本は2つある。 
1つはアリストテレスの論理学で言うところの「A=B、B=CであればA=Cである」という論理構築だ。これを積み重ねていくことで誰も考えつかなかった「A=Z」という答えを導き出すことができるのだ。 
もう1つは「足して100になる議論をする」ことだ。AとBを足せば全体像になり、それ以外に漏れもなければ重複もない、という理論構造の議論である。
【大前研一】考える技術【書評・レビュー】

科学的アプローチと文学的アプローチの違い

【大前研一さんの言葉】

科学的アプローチとはどのようなものか。端的に言えば、人の言うことを「そうですか」と思わないことである。たとえば「空は青い」と言われて、「そうか、空は青いのか」と思ってしまうのは文学的なアプローチ。「どうして?」と聞いて、空が青い理由を探求しようとするのが科学的アプローチである
【大前研一】考える技術【書評・レビュー】

大前研一に学ぶ!売り上げを伸ばすための3つの選択肢

【大前研一さんの言葉】

たとえば売上を伸ばすための議論には、基本的には3つの方向がある。商品をいじる方向、価格を下げる方向、そして営業のやり方を変える方向。それらのうちのどれがもっとも費用対効果がいいかを検討し、択一する。多くの改善案のうち、もっとも効果が高く、費用や実現可能性、競合反発などの観点から見て最適の案を1つだけ選ぶのである。これがプレゼンテーションにおける全体の結論である
【大前研一】考える技術【書評・レビュー】

大前研一に学ぶ!問題解決において最も大事なこと

【大前研一さんの言葉】

抱えている問題を解決するためには、問題がどこにあるのかを分析して原因を解明し、それを解消しなければならない。それは論理的に考えれば導き出せるものなのだが、日本の経営者のほとんどはこうした思考回路を持っていない。私の目からみれば当たり前ことが、なぜか日本企業の中では見逃されてしまうのだ。それどころか、自分の立場や派閥の利益といった、問題解決の上では逆効果でしかない思考回路がまかり通ってしまうケースも珍しくない

データを分析して出てくるものは仮説にすぎないのだが、日本のほとんどの経営者やビジネスマンは、その仮設を結論だと思い込んでしまう。そこで「結論を得た」と思って安心し、仮説を裏付けるだけの証拠収集や、本当の結論に至るまでの論理的思考を怠ってしまうのだ

重要なのは、「仮説」ではなく「結論」を導き出すことである。経営コンサルタントの中には、仮説でしかないことを「結論」として示し、「この問題を解決することは非常に難しい」というのが「提言」だと勘違いしている人間もいるが、こんな馬鹿げた話はない

仮説を証拠で裏付け、結論を導き出すうえでもっとも大切なのは、「その問題の原因は何か」を明確にすることである。ところがほとんどの経営者やビジネスマンは、問題として見えてくる現象にばかり目がいってしまい、原因の解決に至らないと言う思考パターンに陥っている。
現象はあくまで現象にすぎず、原因ではない。この当たり前のことがなかなか理解できないのだ
【大前研一】考える技術【書評・レビュー】

日本人が論理的思考を苦手とする理由と原因

【大前研一さんの言葉】

頭というのは使えば使うほど磨かれるものである。使いすぎてダメになる人間はいないのだから、使えるだけ使ったほうがいい。

 ところが日本人のほとんどは頭を使わないし、論理的思考というものをまったく身につけていない。その原因は、恐らく2つの面で受験の後遺症があるからだろうと思われる。1つは親から勉強しろと言われてやってきたために、「成績が上がったらご褒美ちょうだい」というように、考えたり、勉強したりしたことに対して対価を求めてしまう。対価のないものに対しては努力しようとしない悪癖がついてしまっているのだ。

 もう1つは試験のために勉強しただけだから、試験が終わると見事に忘れてしまう。だからせっかく勉強したことが何も残らない。この点において、日本人は天才的だ。そもそも学校で教わるのは最初から答えのある問題だから、ほとんどの日本人は考えるというトレーニングをまったく受けたことがないのである
【大前研一】考える技術【書評・レビュー】

選択肢が多くなればなるほど、選択しなくなる-大前研一

【大前研一さんの言葉】

「選択肢が多くなればなるほど、選択しなくなる」―これが人間の心理である
【大前研一】ドットコム仕事術【書評・レビュー】

大前研一に学ぶ!好奇心のすすめ

【大前研一さんの言葉】 
自分が「もっと知りたい」と思うことこそ、他人も知りたがっていることである。知りたいと思うからこそ勉強し、新たな発見もある。そして、その成果を話すことで、自分にとっても聞く側にとっても財産となるのだ
好奇心の重要性

【大前研一】ドットコム仕事術【書評・レビュー】

大前研一に学ぶビジネスチャンスの見つけ方

【大前研一さんの言葉】

ビジネスのヒントは、身近に転がっている。問題は、それに気づくかどうか、そして、未知の知識を吸収する好奇心を持っているかどうかだ。知的にマメか、怠惰か。その差が収入を大きく左右する。どんな事柄も、それを知っている人間と、知らない人間がいる。この《知的格差》にこそ、ビジネスチャンスがあるのだ
【大前研一】ドットコム仕事術【書評・レビュー】

参謀五戒

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戒1=参謀たるもの「イフ」という言葉に対する本能的恐れを捨てよ

戒2=参謀たるもの完全主義を捨てよ

戒3=KFS(Key Factors for Success)については徹底的に挑戦せよ

戒4=制約条件に制約されるな

戒5=記憶に頼らず分析を

うまくいかなかったら、またやりなおせばよい

【大前研一さんの言葉】

何か始めてそれがうまくいかなかったら、またやりなおせばよい。パソコンでも、一度電源を切ってブートアップしなおす。何度オールクリアしても、その時々に自分で納得してやっていれば、他人には若干後れをとったとしても人生を楽しむことができる。「自分の人生」を生きているからである
【大前研一】やりたいことは全部やれ!【書評・レビュー】

【大前研一】なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる【書評・レビュー】


大前研一氏が社外重役を勤めていた、NIKE(ナイキ)の創業者や優秀な人達にインタビューをしながら、大前氏の視点で、グローバル企業の凄さや、今の日本に足りない物などを語った1冊。

事業家になるなら

事業家になるなら、自分が心から好きな分野で、猛烈に働くことが重要だと、ナイキの設立者であるフィル・ナイトは語ります。得意な分野でなければ、難しいということですね。

名経営者の名言

フィル・ナイトの理念に「JUST DO IT」といったものがあります。これはかつての名経営者である、本田宗一郎氏が言った「やらまいか」や松下幸之助氏が言った「立ったら歩きなはれ」と同じニュアンスだと大前研一氏は語っています。

まとめ

本書は、タイトルの「なぜあなたはやらないのか」を解き明かすものではなく、「なぜ動かないの?」という呼びかけになっており、本書の内容も「さあやろう」「JUST DO IT.」といった主旨になっています。とはいえ体育会系や自己啓発といった類のものではなく、グローバル企業を山ほど見てきた大前さんだからこそ言える分析がふんだんに盛り込まれています。

大前研一に学ぶ!ビジネスアイデアを生む発想術

【大前研一さんの言葉】

今、起業のチャンスはあちこちに転がっている。世の中のニーズはほとんど満たされていない。暇な時にちょっと考えるだけで、新しい事業のアイデアが数え切れないぐらい浮かんでくる。たとえば、パソコンを使ってみようと思っても、初心者はなかなかうまく立ち上げられない。老人福祉の問題にしても、満足できる福祉システムを見つけた人はいない。こうした身近な問題一つとっても何も答えがない。答えがないということは、そこに事業機会があるということだ。
【大前研一】なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる【書評・レビュー】

ビジネスは当たり前のことを徹底的にやることが一番

【大前研一さんの言葉】

私は『ア・テストーニ』というイタリア製の靴を愛用している。最初の1足はシンガポールで衝動買いしたもので、これまで『バリー』『チャーチ』など世界的に評価の高い有名ブランドの靴にはほとんどトライしてきたけれど、『ア・テストーニ』ほど履き心地のよい靴はなかった。下駄箱の中に靴はいっぱい入っているが、あまりに履き心地がいいので『ア・テストーニ』だけを履くようになってしまった。

この靴の良さは履き心地だけではない。耐久性にもきわめて優れている。私が毎日履いているにもかかわらず、さほど底のゴムが減らない。中敷きの革がカカトの部分だけでなく足の裏の先のほうまで張ってあるので、全然めくれてこない。靴ベラを使わないでカカトを踏みつけて履いているのに、カカトの部分が全く崩れない。いくら履いてもガバガバにならず、ぴったり足になじんでいる。さらに、どういうわけか一度も磨いたことがないのに、汚れた感じがしない。海外旅行の時、これまでは必ず靴のスペアを持っていったが、今はこれ1足を履いていくだけだ。考えてみると、靴に要求される当たり前のことを忠実にやっているだけなのに、こういう靴はまずない。
【大前研一】なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる【書評・レビュー】

名経営者の組織構造の違いと共通点

【大前研一さんの言葉】

(ナイキの)ナイト会長の「JUST DO IT.」とよく似た理念を打ち出した日本のカリスマ経営者に「やらまいか」精神の本田宗一郎氏がいる。ナイト会長と本田氏との違いは、本田氏は根っからの技術者で、ビジネスのことはからっきしわからなかった点だ。かたやナイト会長はスタンフォード大学のビジネス・スクールで学んでいるから、ビジネスにも強い。

また”経営の神様”と呼ばれたのは松下幸之助氏だが、松下氏は、ひとことで言えば”組織システム型”である。事業部制というシステムを作って、基本的には部下に任せていた。

ナイト会長のように、製造、マーケティング、広告など事業のすべての分野で自ら先頭に立っている経営者はなかなかいない。しかし、その”分権派”の松下幸之助さんも「立ったら歩きなはれ」と言っている。あるいは『サントリー』の鳥井信治郎さんも「やってみなはれ」と言っている。これは英語でいえば、まさに「JUST DO IT.」である。この本田、松下、鳥井、ナイト各氏に共通する言葉が「JUST DO IT.」だということは、「起業」を考える上で大きな重みを持っていると言わざるを得ない。
【大前研一】なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる【書評・レビュー】

ナイキの創業者フィル・ナイトに学ぶ成功の秘訣

【フィル・ナイトの言葉】

私はよく成功の秘訣を聞かれる。だが、秘訣などというものは何もない。私たちの事業が、スポーツが急成長する時期にちょうどぶつかったのであり、私はその到来を予想してはいなかった。運に恵まれて、物事がうまく運んだ結果だと思う。

ただ、会社を設立しようとした時に考えたのは、事業家になるなら、自分が心から好きで、ある程度の能力があると思う仕事を選び、猛烈に働くということだ。
【大前研一】なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる【書評・レビュー】

日本人の悪い癖を治す方法

【大前研一さんの言葉】

日本人の特徴は、教育機関が終わっても同じ新聞を読み、同じテレビを見て、同じような発想をすることに安らぎを求める習性がある、ということである。私はこれを修正する一番良い方法は、自分を他人の立場に置いて考える癖をつけることだと思う。
【大前研一】なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる【書評・レビュー】

日本に一番欠けている「JUST DO IT.」

【大前研一さんの言葉】

『ナイキ』のフィル・ナイト会長はいろいろな意見が出てくると、つべこべ言っていないで「JUST DO IT.」と言って行動することを促す。実際、今の日本では、ああでもない、こうでもないという言い訳が多すぎる。自分の正しいと思うことがあったら、やってみることだ。それでうまくいかなければ、自分の責任だ。「JUST DO IT.」は、その意味でまさに今の日本に一番欠けている言葉なのである。
【大前研一】なぜあなたはやらないのか―異端起業家になる【書評・レビュー】

2014年2月9日日曜日

良い評論家と悪い評論家の見分け方

良い評論家と悪い評論家の見分け方を考えてみました。

一つの基準となるのが、「未来を語る」か「過去と現在を語る」かです。

無能な評論家というのは、自分の頭で考える力がないし、自分で考える力がないことがわかっているから、ボロが出ないように「未来はこうなる」なんてことは言いません。明石家さんまさんが司会を務めるテレビ番組、ホンマでっかTVを見てると、論文ばかり呼んでいる無能な評論家がたくさんいることがわかっていただけると思います。

一方で、未来を語る人は、自分の頭で考えています。もちろん未来を言い当てるのは難しい。しかしやはり良い評論家というのは、その先見性が多少外れていようが未来を語る人だと思います。過去にあった出来事や、現状にあることばかりを話したり批判ばかりをしてる人から重点的に情報収集を行うのは、避けたほうが良いでしょう。

もちろん未来予測が外れ過ぎる人というのは危険だと思います。しかしいくつか外れようと未来を語る評論家は責任を持って発言しています。だから、未来予測が外れただけで信頼を失う評論家の人って可哀相だなって思ったりします。

もう一度言います、良い評論家は、多少外れていようが、未来を語る人だと思います。

現代の正しい情報収集術

ニコニコ動画のコメントが面白く感じる理由


ニコニコ動画の面白いところは、「画面上にコメントが流れるから」とよく言われるが、あまりにもしっくりこないので細かく噛み砕いてみました。

ニコニコ動画の本当に面白いところは、場面場面に応じてコメントが流れるところです。

もう少し説明を加えたい。たとえば普通のニュースやYouTubeのコメントというのは、全体を通しての感想がコメントとして残されています。しかし、その感想というのは感情が動いた瞬間なわけで、例えば3分ある動画なら、どの場面で、そのように感じたのかがわかりません。

動画というのは、画像の連続なわけです。パラパラ漫画をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。つまり、時間軸に沿って、ユーザーが受け取る情報が違うのです。

その時間軸に沿ってコメントが流れるため、そこに”共感”が生まれるからニコニコ動画は面白いわけです。

スマホサイトは不便に感じる人もいるということを忘れないで欲しい

スマホサイトは不便に感じる人もいるということを忘れないで欲しいですね。

例えば、ヤフー。PCページとスマホページがあまりにも違いすぎます。


PC

スマホ


ヤフーの特徴は、ユーザーに女性が多いことと、コンテンツサイトなのでリピータが多いこと。だからこそ、PCとスマホのUIは似せるべきです。いつも使ってるサービスがどこにあるのかもわからないし、更に、そもそもスマホページには対応していなかったりもします。

スマホでアクセスするとアドレスが変わったりするのは最悪ですね。AndroidのGoogleChromeには、「PC版で表示する」という機能があるがそれを使ってもPC表示されない場合もあります。

もちろんPCとスマホでは、幅が違うので、ある程度の仕様変更は仕方ないと思います。しかし、コンテンツが減っているなんてことは避けるべきではないでしょうか。

もちろんスマホサイトに対応したほうが良いサイトもたくさんあります。しかし、基本的に、リピーターの多いサイトは、しっかりとユーザーインターフェースを追求して欲しいと思います。

スマートフォン向けに最適化されたはずのサイトが犯した7つの大罪

iPodが普及した理由

iPodが売れた理由を「ダウンロード販売だ」という人が多いが本当にそうでしょうか。

みんなiPodを買った時にすぐにiTunesでダウンロードを使っていましたか?

iPodを買った人の大半が元々あったCDから取り入れたり違法DLの音楽を取り入れていたように思います。少なくとも日本でうまくいったのは元アップル日本法人代表の前刀禎明さんによるファッション性に特化したマーケティング戦略だと思います。

アーリーアダプタ(新しいもの好きで、先見性のある人達)がiPodに流れた理由はシンプルなユーザーインターフェースとiTunesとの同期による便利さだと思います。DLが主流になったのはその後です。

広告は費用対効果が悪い。

今、テレビ広告や新聞広告なんて費用対効果が悪いですよ。

”広く””告げる”で広告です。

”告げる”だけじゃ駄目ですよね。

”伝える”じゃなきゃ。

”広く”伝えてたらお金がかかります。

”狭く”ターゲットを絞りましょう。

ウェブ広告を使えばできます。

広告 から 狭伝 へ。

しつけ

なぜ、親や先生は子供に叱るんだろう。


その大半は理由のないしつけだ。


「常識だから」という理由で叱っていないだろうか。


理由があるしつけ以外はしないほうがいい。


子供は純粋だから”理不尽”が嫌いなんです。


ゲームは1時間まで。漫画はだめ。学校に行きなさい。制服を着なさい。


子供は「なんで?」って思ってると思います。


あなたは答えられますか?


そこに理由はあったほうが良いんじゃないですか?

日本の教育による最大の被害者は誰か?

【夏野剛】グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業【書評・レビュー】


数社の取締役を勤める夏野剛さんの著書。タイトルは過激にも「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」。夏野さんらしい。

本書の概要は、IT企業というのは、飲食業のように”真似事”だけではうまくいかないということです。インターネットが普及する前までの、”非情報化社会”においては、真似をしたビジネスでもうまくいくこともありました。

しかし、グーグルやヤフー。アマゾンや楽天のように、1つか2つでその市場を寡占してしまうということが起こりうるITの経営の世界では、「あの会社が儲かっているからやってみよう」では儲からない世の中になってしまったわけです。

新聞やテレビとウェブの広告はどういった違いがあるのか?仮想通貨はどのように扱われるべきなのか?ウェブビジネスでうまくやっていくための武器とは?それらを夏野さん流にぶった切った1冊になっています。
  1. リアルビジネスでダメな人はウェブでもダメ
  2. ITがわからないリーダーは去れ
  3. ユーザーインターフェースを創る上で気をつけるべきこと。

ユーザーインターフェースを創る上で気をつけるべきこと。

ウェブビジネスをやる上で考えてほしいことはたくさんある。

まずは、顧客と企業をつなぐウェブサイトのインターフェースを、本気で、真剣に考えること。本格的なネットビジネスが始まってから役10年は経過しているというのに、いまだ中途半端なサイトが多すぎる。これまでインターネットに馴染みのなかった普通の人でも、簡単に活用できるサイトがまだまだ少ない。

使われている言葉が難しかったり、次のステップに進みたいのに、自分がいま何をやっているのか、これからどうなるのかがわからなくなってしまったり。もっと、皆が真剣にユーザーインターフェースを最適化すべきだ。これだけで、ネットリテラシーがさほど高くない人でも使えるサイトが、いくらでも作れる。

ニコ動のユーザーインターフェースも改良してください。

【夏野剛】グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業【書評・レビュー】

ITがわからないリーダーは去れ

【夏野剛さんの言葉】

いまこそ、ITを理解できないリーダーは抗体しなければ駄目だ。現場はもう限界ギリギリまでよくやっている。この状況の変化についていくために一生懸命だ。

私は、経営者層や、いわゆる知識人、世論をリードしていくような人たちが「インターネットやITってわからないので・・・」と発言するのは、「自分はもうリーダーとして表に出る資格がない」ということを自分でさらけ出しているようなものだと思っている。そのことを、痛切にご自身で感じていただきたい。
【夏野剛】グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業【書評・レビュー】

リアルビジネスでダメな人はウェブでもダメ

【夏野剛さんの言葉】

ウェブで儲からない人は、もともとリアルビジネスも儲かっていないケースが多い。

リアルビジネスはウェブビジネスよりも圧倒的にビジネススピードが遅く、ライバルも出現しにくい。本来ならば生き残れるような実力がなかったにもかかわらず、そのおかげでいまだ存在し続けている企業もある。

しかし、それがウェブビジネスの世界で通用するとは考えないでほしい。ウェブビジネスでは何もかもが開示され、企業も人も「裸」になってしまうから。
【夏野剛】グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業【書評・レビュー】

未来を変えるための33のアイデア【書評・レビュー】


2010年に大阪の万博公園で「WorldShift Osaka」というイベントが開かれました。そしてそのイベントで公演した33人の著名人が、これまでの日本とこれからの日本について語るといったものです。それらを1冊にまとめたのがこちらの著書です。

堀江貴文さんも参加されていたということで、購入。東日本大震災のこともあり、原発について語られる方も多かったです。数名面白いなと思う人がいたが、的外れでよくわかんないことを言う人もいるもんだなぁと思いましたね。

5人以上集めて公演してもらうイベントって大体つまんない人が集まりますね。

常識を疑う力

【クリストファー・カレルの言葉】

多くの男性は、朝起きる、朝食を食べる、仕事に行く、毎日の業務を行う、昼食を食べる、仕事に戻る、家に帰る、夕食を食べる、寝るというような日課を日々こなしています。決められた服を着て、決められた行動を職場でとります。決められた考え方をするように教育され、ある一定の活動のみ社会で認められ、それ以外は受け入れられないものなのだと教え込まれます。

女性の場合も似たような規則が課せられます。例えば、毎日すべての食事を決められた時間につくり、家事を行い、買い物に行き、日々子供の世話をすることなどが挙げられます。決められた服を着て、公の場で求められる言動をします。決められた考え方をするように教育され、ある一定の活動のみ社会で認められ、それ以外は受け入れられないものだと教え込まれます。

子供たちは常に、大人から格下に扱われるか、「可愛い」対象として扱われます。毎日学校に行くことが習慣として求められ、すべての予定が組まれています。その中で子供たち自身の意見を反映したものは、ほぼ皆無です。そして、決められた言動をする、決められた服を着るといった、限りなく厳しい教育を施されるのです。

社会においてふさわしいとされている概念として、結婚し子供を持つことが挙げられます。女性は家で家事を行い、子供たちの面倒を見る。男性は毎日仕事に行き家族を養う収入を得る、などです。だいたいおわかりいただけたかと思います。

従うことを期待され、繰り返されてきたこれら一連の習慣は、世代から世代へと受け継がれます。私達はそれを「世の中はこういうもの」と受け入れ、疑問にすら思わず坦々と従っています。

常識を疑う力=子供力

未来を変えるための33のアイデア【書評・レビュー】

学校生活で一番大切なこと

【鈴木慶太さんの言葉】

僕が米国のMBAにいるときに強く感じたのが、世の中のトップ層というのはネットワーキングを一番大切にしているなぁということである。

次々に知り合いを増やし、所属するコミュニティーを増やしていく同級生を見ていて、はたと気付いた。当たり前である。個人では何もできない。どんな優秀な人だって人の力を借りて自分の夢を実現するのである。個人では何もできない。どんな優秀な人だって人の力を借りて自分の夢を実現するのである。トップ層ほどそういったことに気付いている。だから、どんどん人の力を借りる。そうやって優れた集団ができていくのだなと実感した。

自立というけれども、他人の力を活かした自立である。もちろん、他人の力を使うだけでなく、他人から請われたときは自分の力を貸す。Pay it backではなくPay it forward。恩義の貸し借りではなく、どんどん次へ渡していく。物々交換のように1対1ではなく、貨幣のように汎用性がある仕組み。それがエリート層のネットワークであるらしい。

Googleも立ち上げは2人だったし、堀江貴文さんも立ち上げは1人ではありませんでした。学校という場所は使いようによってはそうやって使ったほうが良いのかもしれませんね。

未来を変えるための33のアイデア【書評・レビュー】

老後から田舎に済むのは現実的にキツイ。

【島田紳助さんの言葉】

老後は田舎でのんびり暮らしたいと夢見る人は多いです。でも実際は年老いたら田舎ではなく都会に住まなくてはいけません。都会に住んで、時々おいしいとこ取りで、田舎に行けばいいのです。

田舎暮らしにはエネルギーが要ります。買い物に行くのだって遠いし、自分でしなくてはいけないことが多すぎます。若いころならそれも楽しい作業かもしれません。でも、老いた体にはかなりの問題です。病院だって遠いし、相方がもし入院や死亡するようなことがあれば、孤独感で狂いそうになりますよ。

ある番組で、定年後に沖縄の島へ渡り、自給自足で暮らすおじいさんを紹介しました。まさに晴耕雨読の生活です。そんな暮らしをしているから、たまに観光客が訪ねてきたりするのですが、そこで「ここでの暮らしはどうですか?」と質問されました。誰もが「最高だ」という答えを予想しました。しかし、おじいさんは深く低いトーンで「言葉で表せないくらし、さみしい時があるね」と言いました。
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

子育ては何もしない方が良いのかもしれない。

【堀江貴文さんの言葉】

親とか先生のいうことは聞かないでください。だいたい親がいうことって古いです。

教育については、たまに聞かれます。例えばどういう子供の育て方したらいいんですか、とか。僕は何もいわない方がいいと思います。だって、親のあなたはそんな頭いいんですか、そんなに知識豊富ですか、ということです。親だって普通の人じゃないですか。普通の人がすごい人を育てられるわけがないって。
未来を変えるための33のアイデア【書評・レビュー】

2014年2月6日木曜日

【村上龍】無趣味のすすめ【書評・レビュー】

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価格:1,260円(税込、送料込)

作家の村上龍さんが、幻冬舎の『GOETHE』とう雑誌に連載したエッセイをまとめたもの。小室哲哉さんが罪と音楽にて「ためになる」と言っていたので読んだのですが、なかなかおもしろかったです。

タイトルでもある「無趣味のすすめ」に関する話は冒頭の少しだけ。エッセイの一つのタイトルをそのまま著書のタイトルにしたという感じです。無趣味のすすめの内容は冒頭にあるのだが、なぜ、無趣味が良いのかはよくわからなかったです。村上龍さんが無趣味ですということはなんとなくわかったが・・・。

最高傑作

村上さんが言うには、最高傑作を創るためには、まず多作でなければならないとのことです。確かに優秀なクリエイターというのは、数え切れないほどの作品を創って、そのうちいくつかが”代表作”として話題になりますね。最高傑作を創るその背景には、数多の駄作が存在しているとも言えます。村上龍に学ぶ!最高傑作のつくり方。

政治

村上龍さんは作家であるのにも関わらず、政治・経済・経営にも深い関心を持っていらっしゃいます。ダメな政治家の共通点は、主語と述語をあやふやにして、「命がけで」「しっかりと」「きちんと」「粛々と」などの修飾語を多用しているとのことです。確かに”マニフェスト”ばかり掲げて、”政策の具体案”を提案している政治家の方はいませんね。しかし、これは国民の政治レベルの低さに起因すると僕は思っています。”政策の具体案”を提案し続けて東京都知事選に落ちた方は大前研一さんですね。当時、当選したのは「東京から隠し事をなくします」と意味のわからないことを叫んでいた青島幸男。つまり、国民は「命がけで」「しっかりと」「きちんと」「粛々と」などの修飾語に1票を入れているということです。村上龍に学ぶダメなリーダーの共通点

日本語と英語の違い

村上さんは、日本の経営陣がリーダーシップを苦手とする理由の1つに、リーダーに対する日本語のボキャブラリーの少なさがあるのではないかと言います。例えば、英語には、マネージャー、コーディネーター、ディレクターといった言葉がありますが、これらに相当する日本語は存在しません。存在したとしても、日本人は使っていません。日本では、”リーダー”といったら、管理職、人事管理や労務管理、進行管理や品質管理、予算管理に加え、自らも雑用などの全てをこなすことが求められます。しかし、これらの業務を遂行する能力というのは、人によって得意不得意がありますし、とても1人で抱え込める業務ではありません。リーダー=色々やる といった風潮が、日本企業の中間管理職が大変だと言われる理由ではないでしょうか。日本がリーダーシップ・人事管理を苦手とする理由

  1. 村上龍に学ぶ!最高傑作のつくり方。
  2. 村上龍に学ぶダメなリーダーの共通点
  3. 日本がリーダーシップ・人事管理を苦手とする理由
  4. 生涯現役のすすめ
  5. 日本人にもっとも欠けているもの
  6. 日本の教育による最大の被害者は誰か?
  7. 花王の強み

花王の強み

【村上龍さんの言葉】

市場が成熟し、消費が多様化した現在では、ある企業の成功要因が単純に他社の参考になることはない。業態、事業規模、製品やサービスの種類、歴史や伝統などの違いが、成功要因の多様化を促している。 
たとえば花王というメーカーは、新しい商品の開発よりも、ヒット商品の「改良」を優先させ、ロングセラーを維持することで確実な利益を生み出している。だがそれは長い歴史を持ち、市場に君臨するメジャー企業だけに可能な戦略で、これといったヒット商品がなく、歴史も浅い企業は、まず競争力のある新製品を開発しなければ最初から勝負にならない。
【村上龍】無趣味のすすめ【書評・レビュー】

日本の教育による最大の被害者は誰か?

【村上龍さんの言葉】

1970年代以降受験競争に偏差値が君臨し、その弊害があちこちで指摘されて90年代からゆとり教育が始まった。だが学力の低下が問題となり、ゆとり教育はその元凶だとして廃止され、その功罪と是非の議論はいまだに続いている。ゆとり教育と学力重視教育のどちらがいいのかという議論には、わたしはほとんど意味がないと思う。 
問題はただ一つ、わたしたちは、子どもをどんな人材に育てたいのか、ということだろう。だがそんな議論は起きる気配がない。どんな人材が欲しいのかという問いは、どんな社会にしたいのかという問いと同じだし、あなたはどんな生き方をしたいのかという問いとも重なる。

近代化から高度成長まで、日本の教育は画一的な「兵士と工場労働者と役人」を育てるためのもので、それがあまりに自明で、しかも長期間続いたために、時代状況が変わってしまったことは理解できても、対応がわからない。

犠牲になっているのは、旧態依然とした教育カリキュラムとシステムの中で、実際的なトレーニングとは無縁なまま社会に放り出される圧倒的多数の若者たちだ。彼らは、たとえば我慢が足りないと避難される。だが、じっと我慢していれば会社で給与が上がっていった時代はとっくの昔に終わっている。 
全体のほんの数パーセントの専門職以外、若者たちが希望を持って働ける職場はない。だが不思議なことに、無能な大人の犠牲となっている若者たちはほとんど怒りや講義の声を上げることがない。日本の教育は、時代状況からずれているだけではなく、若者の生命力を奪っているのだと思う。

こういう世代の人達が働き盛りになった時は、お年寄りや子供も過酷です。つまり、全国民が負担を強いられることになるでしょう。

【村上龍】無趣味のすすめ【書評・レビュー】

日本人にもっとも欠けているもの

【村上龍さんの言葉】

欲望を和英辞典で探すと desire という単語が見つかる。だが、 desire という英語の意味は日本語の欲望より広い。・・・を強く望む、強い希求、という意味合いがある。ハンス・オフトというオランダ人の元サッカー日本代表監督は、 desire という言葉は日本語には訳せなくて、日本人選手にもっとも欠けている概念だと、わたしに言ったことがある。
日本人がリーダーシップ・人事管理を苦手とする理由 

【村上龍】無趣味のすすめ【書評・レビュー】

生涯現役のすすめ

【村上龍さんの言葉】

「カンブリア宮殿」のゲストとして、プロゴルファーの青木功氏に会った。テーマは「生涯現役」だった。今後さらなる少子化の進行が懸念され、年金などの社会保障もどうなるかわかったものではないという現状では、定年後に悠々自適の生活を送れるのは一部のお金持ちだけ、になりかねない。だから「生涯現役」という生き方について考えを巡らすのは合理的だと思ったのだ。
【村上龍】無趣味のすすめ【書評・レビュー】

日本がリーダーシップ・人事管理を苦手とする理由

【村上龍さんの言葉】

管理という日本語は意味が曖昧だ。監督という言葉にも同様な性格がある。日本の場合、野球の監督もサッカーの監督も映画の監督も同じ「監督」だが、英語だとそれぞれマネージャー、コーチ、ディレクターで、それぞれ微妙に意味が違う。 
「管理する」を和英辞書で見ると、administer, manage, control, superintend, supervise, overlook など複数の語があって、それぞれ微妙にニュアンスが違う。 
管理や監督という日本語が広いニュアンスをカバーできるのは、お上や目上や上司にはほとんど盲目的に従うという社会的な規範が機能しているせいかも知れない。管理する側か、それともされる側かという二択のみが問題で、具体的な方法やノウハウはあまり問われることがない社会では、管理という一語だけで用が足りる。

言葉ってすごく大事なもので、そこに言葉がないと中々理解できないものがあります。目に見えないものを言葉で表すのは難しいです。しかし、その言葉ができた途端、そこに実体があるかのように機能します。

たとえば、”鬱”という言葉があるせいで、鬱になる人は増加する可能性があります。”ストレス”や”引きこもり”という言葉にも同じことが言えます。実体はないものにも言葉は存在します。ちなみに千原兄弟の千原ジュニアさんは元引きこもりであり、「”引きこもり”という言葉がない時代から引きこもりだった」と松本人志さんに言われています。

さて、リーダーシップについてですが、リーダーシップや人事管理についても言葉は非常に大事になってきます。日本の会社では、言われた仕事を早く正確に出来る人がリーダーについています。

しかし、仕事を正確にやれる人が、経営の方向性を決めたり、人事管理をする仕事が得意とは限りません。しかし、村上龍さんの言うように、日本の企業のほとんどが、管理する側と、管理される側の2分割にしてしまっています。

例えばマッキンゼーではこのように役割分担されます。マッキンゼーで求められるリーダーシップとは?採用基準【書評・レビュー】
  • マネジャー(管理職、人事管理や労務管理、進行管理や品質管理、予算管理など)
  • コーディネーター(調整役、成果を出すことよりも、組織の和を優先して利害調整を行う)
  • プレイヤー(業務の遂行を行う)
つまりこれらの役割をしっかり分担することが、社内の業務を円滑に遂行するポイントだと思います。

村上龍に学ぶダメなリーダーの共通点

【村上龍さんの言葉】

ダメなリーダーに共通する特徴がある。訓辞や演説や会見において主語と述語がはっきりせず修飾語を多用するのもその一つで、最近だと、「命がけで」「しっかりと」「きちんと」「粛々と」などが流行っているようだ。

政策やマニフェストにしても「どういう心持ちでやるか」より「何をやるか」の方が大事ですよね。

【村上龍】無趣味のすすめ【書評・レビュー】

村上龍に学ぶ!最高傑作のつくり方。

【村上龍さんの言葉】

最高傑作という言葉に値する仕事をするためにはまず多作であることが求められるわけだが、それだけではない。「体系的・重量的」な作品群であることが必須で、要するにルーティンワークを拒絶していなければならないのだ。 
同じようなテイストとモチーフの作品を、まるで上着だけを着替えるように次々と作り続ける表現者もいるが、それらは厳密に言うと「焼き直し」で、「作品群」ではない。
【村上龍】無趣味のすすめ【書評・レビュー】

無駄な時間と投資は紙一重

「connecting the dots.」って点と点の距離が遠ければ遠いほど面白いものが生まれるのかもしれませんね。5歳とかからバイオリン一筋でやった人でも、人を魅了する演奏はできないんですよね。原因は経験の幅の広さと深さです。点と点の距離が遠いほど人としての広さと深みがにじみ出ます。

別に一つのことばっかりやってるのが危険って言ってるんじゃなくて、親とか先生からやれと言われてることだけをやるのって楽しいのかなって思いますよね。楽しかったらいいんですけど。決断決断って言って、やりたいことをわざわざ捨てる必要はないと思いますし、決断なんて言ってると結局何もできないなんてこともあると思います。

ちなみに、「やりたいこと」と「やりたくないこと」も紙一重です。

成功したけりゃとにかく好きなことをやれ!

政治家を頼りにするのは辞めよう

政治に守られてるのはわかるけど、頼りにしちゃいけないなって思いますね。家入さんに期待するのはいいけど頼りにするのは・・・って。

これは家入さんが言ってたことだけど、
変わらないものを変えるより自分が変わったほうが良い
僕もそう思いますね。

投票に行くなと言ってるわけではないんだけど。日本は多数決の国だから、政治家一人が変わるより、国民一人ひとりが変わらないと国もなかなか変わらないんですよね。

国民は自分の身の回り半径5メートルさえも見れてはいない。

この前テレビ番組で、ブロガーのはあちゅうさんが、「半径5mのことしか普段は考えられないと話す。身近で物事起こらないと社会問題を考えることなんてない。」と言っていました。しかし、僕が見ている限り国民の人達は、国民は自分の身の回り半径5メートルさえも見れてはいないと思います。

なぜなら、半径5mが見れたら、その出来事は大体、政治や社会問題に直結していると思うからです。

家入一真さんがツイッターでこんなことを言っていました。

本来、政治ってもっと僕らのそばにあったはずなんだよね。「この道路、事故が多発してるのに何で整備されないんだろう?」「ベビーカー持ってこの歩道橋上がるのきついなあ」etc…。生きてる中で日々感じる小さなことを、代弁してくれる政治家がいない。そこから断絶が始まっている。

政治や社会問題に目を向けられなくとも、せめて、半径5メートルぐらいはしっかりと見ていきたいですね。

政治家を頼りにするのは辞めよう

タクシー「どの道から行きますか?」「忘れ物ないですか?」と訊く理由

タクシーの運転手さんが「どの道から行きますか?」って訊くのは、お客さんから怒られないための予防線。滑り止めなんです。高速のるときも、「どこのインターチェンジで降りますか?」って聞かれるそうです。。。最短距離で行ってほしいに決まってる。。。

「忘れ物ないですか?」と聞いたり、運転手さんが念入りに忘れ物チェックするのもトラブルを防ぐためです。

生きる意味なんて考えたって意味がない

人がやってることのほとんどは、やってる意味なんてないです。役に立つなかなんて後になってみないとわかりません。だから生きる意味なんて死んでからじゃないとわかりません。

孤独な異端者が成功するために

ジョブズ含め、孤独な異端者は、大衆には嫌われるが、どこかで大変気に入られ、救いの手を差し伸べられていますよね。そしてみな口をそろえて「あの人がいなかったら・・・」と言っています。

スティーブ・ジョブズもどうしようもない問題児だったが、とある先生には気に入られていたし、堀江貴文さんだって、いつも取っ組み合いの喧嘩をしていたけど、とある先生に気に入られ、学習塾に行くことを進められています。後に堀江さんは「あの先生がいなかったら・・・」と語っています。

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

 島田紳助100の言葉 (単行本・ム...
 島田紳助100の言葉 (単行本・ム...
価格:880円(税込、送料別)

島田紳助さんの100の言葉を読んだ。芸能界は引退してしまいましたが、彼の発言には心理を突くものが多いですね。

1億円

誰もが1億円の価値を持っています。それは時間です。どんな人でも年を取ります。年を取った人は、若さが変えるなら1億円だって払います。つまり、若いということは、1億円の価値を持っているのと同じことなんです。しかし、この価値は、時間が立つと無くなってしまいます。つまり、使っても使わなくても無くなる1億円ということです。そして、自分が何歳であろうと、これからの人生の中で一番若い日は”今”ということです。誰もが1億円を手にしている


クリエイティブな仕事

島田紳助さんによると、クリエイティブな仕事をしている人というのは、”飽き性”が多いという。飽きるから新しいことに挑戦できるし、変化できるし、進化できるといいます。しかし、一方で、1つのことにハマる力も強いといいます。ハマる時は驚くほどハマるんだけど、飽きると何事も無かったかのように離れる。そういう人はクリエイティブな仕事をする人に多いわけです。飽き性はクリエイティブな仕事に向いている

老後は田舎に住むな

老後に田舎に住むのは大変です。買い物も遠いし、病院も遠い。子供や孫がいれば、会いに行くのにもやっとです。車で移動するにしても、危険が多いわけです。つまり、お年寄りほど、都会に住んだほうが良いということです。老後から田舎に済むのは現実的にキツイ。

まとめ

表紙はどこかの宗教のような服装をしています。彼自身、無宗教らしいのですが、宗教は心を整えるものとして捉えています。だから、初詣には出向き手を合わせる。そして、神様ではなく、自分の心の内側へと目を向ける。らしい。

ちなみに、宗教で寿命が伸びることは科学的に証明されています。宗教に入ってる人は寿命が長い!?思い込みがもたらす健康
  1. 反抗期は初恋のサイン
  2. 誰もが1億円を手にしている
  3. 環境や人のせいにする人は幸せになれない
  4. 世間体は気にするな
  5. お金は便利な”道具”
  6. 今が一番若い
  7. 飽き性はクリエイティブな仕事に向いている
  8. ピロリ菌の検査は必ずやりなさい
  9. 人にひとつの話をする時は、30秒以内で
  10. 老後から田舎に済むのは現実的にキツイ。

人にひとつの話をする時は、30秒以内で

【島田紳助さんの言葉】

30秒を超えると、人は退屈や長さを感じて、集中力が低下します。まずは30秒。それ以上の時は、笑いが入らないと厳しい。集中力の限界です。30秒ルールです。話が長い人っていますからね。内容もないくせに。
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

ピロリ菌の検査は必ずやりなさい

【島田紳助さんの言葉】

この先進国日本で、胃や腸のガン検診をやっている人は、30パーセントちょっと。この少なさに、ビックリです。女性は3人に1人、男性は2人に1人がガンになると言われています。その中でも、胃ガン、直腸ガン、肺ガンの占める率はかなりのものです。 
だったら、年に一度はカメラ検査をするべきです。なぜしないのか、私には不思議でなりません。もちろん、やがてみんな死んでいくのですが、防げるはずの病気を防がずに死んでいくのは、マジメに生きていないことだと思います。 
ピロリ菌がいなかったら、胃ガンで死ぬことはほとんどないのです。だったら、ピロリ菌の検査をすべきだし、いたら除菌すべきなのです。 
ちなみに、ピロリ菌を殺しても、5年間はカメラ検査を続けてください。ガンはずいぶん前から発生していますが、しばらくは見つけることができないのです。たとえピロリ菌を殺しても、その前から発生してるガンがいるかもしれないので。除菌して5年経てば、もう安心ですね。
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】 

飽き性はクリエイティブな仕事に向いている

【島田紳助さんの言葉】

子供の頃、私は何でもすぐに飽きてしまうタイプでした。そういう人はたくさんいて、大抵「ダメな人」と言われる。 
しかし、私が見てきたクリエイティブな仕事の人は、ほぼ飽き性でした。飽きるから進化する。世間が評価した頃にはもう飽きて次を考えている。飽きる気持ちと、変化しないことへの危機感が、いつもその人を進化させるのです。 
しかし、飽きる前は、恐ろしいほどのめり込みます。自分の中でマイブームになっている時はスゴイものです。思い込みの激しさと、成功後の飽き性が大切なのです。マイブームの時は、一瞬でも本気でハマって、自分の中で少し極めてください。ひとつスキルアップしますから。
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

今が一番若い

【島田紳助さんの言葉】

年齢に凹んだりするな。年齢なんて役所の登録に過ぎない。他人が見た年齢が、その人の年齢です。「年とった」なんて、ずっと思うものです。忘れないでください。これからの人生の中で、今日が一番若いのです。老いたことを嘆いても、時間は戻ってきません。 
繰り返し言いますが、人生の中で、今日が一番若いんだからね。過去のことを「あの頃は」といって振り返るように、いつか今現在のことも同じように思うのです。さあ、今だよ。今日が一番若い日ですよ!
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

お金は便利な”道具”

【島田紳助さんの言葉】 
たくさんのお金は、将来の幸せを約束してくれる気がします。だからお金を持つと、人は安心するのです。あの牧歌的な詩ばかり書いた、相田みつをさん。あの方の作品の中に大好きなものがあります。 

かねが 
人生のすべて 
ではないが 
有れば便利 
無いと不便です 
便利のほうが 
いいなあ

こんな詩でした。お金に無頓着そうな相田さんだけに、説得力があります。大好きです。すべてを語っています。お金がすべてじゃありません。でも便利です。
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

世間体は気にするな

【島田紳助さんの言葉】

世間はそんなに気にしていない

世間体などクソ食らえです。自分が思ってるほど、世間は何とも思ってないのです。自分のことはデカく感じるのです。

板東英二さんが私に名言を吐きました。ニキビと同じ、本人だけがデカく感じるんだと。確かにその通りです・・・。だから、世間なぞ気にして小さくなるな。 
坂東さんとは長いつき合いですが、唯一の名言です。もう、出ないでしょう。板東英二、最後の名言です。

人の悩みのほとんどは、世間体を気にすることが原因らしいです。家入一真に学ぶ!ほとんどの人が抱える悩みの原因とは?。逆にいえば、世間体さえ気にしなければ、悩みもストレスもほとんど無くなるということでもあります。

自分が思っているほど、自分はデカくないんですね。

島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

環境や人のせいにする人は幸せになれない

【島田紳助さんの言葉】

環境のせいにするな

うまくいかないことを、環境のせいにする人は、幸せになれない。

なぜなら、環境を作れない自分に問題があるのだから。こないだ、大阪のタクシー運転手がぼやいてた。小泉純一郎による規制緩和のせいで、タクシーがメチャクチャ増えて、売り上げが上がらないと、小泉純一郎のボケと、愚痴っていました。環境に愚痴る前に、このオッサンは何か努力をしたんだろうか。

しかも愚痴るなら、小泉純一郎ではなく、タクシー運転手になった自分でしょ。自己反省なき者に成長なしです。うまくいかない時、環境や人のせいにするのは簡単ですが、そういう人間は同じことを繰り返します。

自己反省が一番大事。自己反省して、凹んだり悩んだりするのは必要ですが、それは考え悩んで前に進むための自己反省ですから、いつまでも凹んでいたら意味がありません。反省して、原因を知ることが大切なのです。 
私に来る手紙の半分が悩み相談です。そのほとんどが、読む私のことなんかまったく考えていない、自分勝手な方々です。返事が欲しいと書いてありますが、返信用の切手や封筒も入っていません。 
そういう、相手を思いやる気持ちの少なさが、悩みを抱える原因の一端になっているような気がします。相手の気持ちをわかる人間が優しいとは限りませんが、相手の気持ちがわかる人間の方が、生きていく上で圧倒的に有利であることは間違いないのです。 
相手の気持ちをわかる人=相手の気持ちが読める人。 
勝負は一目瞭然です。
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

誰もが1億円を手にしている

【島田紳助さんの言葉】

ポケットに1億円持っているよ、君は

どんな成功者も年をとる。年をとった人間は、若さが買えるなら1億円だって払うだろう。だから若いということは、ポケットに1億円持っているのと同じ。でも使わないでいると、なくなってしまうお金なんだよ。だから、使わないと。

いつやるの?

島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

反抗期は初恋のサイン

【島田紳助さんの言葉】

女性がずーっと男の先生です

男は女に育てられるものなんです。母親に育てられ、やがて反抗期になります。反抗期に恋をして、その人に初めて大人の一歩を教えてもらうのです。反抗期とは、母親から巣立ち、他の女性に先生が代わる合図なんです。そして、経験をして大人になっていく女性に、育ててもらうのです。男はずっと女性に成長させてもらう生き物なんです。好きな女の子の影響を受けて・・・。
島田紳助100の言葉【書評・レビュー】

2014年2月5日水曜日

居酒屋チェーンなど外食産業が飛躍的に増えた理由

【堀江貴文さんの言葉】 
主要連絡手段のひとつとしてメールが使えるようになってからは文字数も制限がなくなって、どんな内容でもメールでやりとりができるようになった。 
飛躍的に増えたのは出会いの機会だろう。仕事帰りに友達や恋人と飲みに行くなんてことも普通にできるようになったし、長い間ご無沙汰していた友達と旧交をあたためるなんてこともできる。すると、人々はこれまでテレビや雑誌などを見ていた時間をコミュニケーションを使うようになった。2000年以降、居酒屋チェーンなど外食産業が飛躍的に成長したのは、そのせいではないかといわれている。

不幸かどうかはあなたが決めることではなく、未来や死の時が決めること


不幸かどうかはあなたが決めることではなく、未来や死の時が決めることです。

例えば、スティーブ・ジョブズは一度アップルを首になっています。確かに、その時は辛かった出来事かもしれないけど、その後ジョブズはスタンフォード大学のスピーチで、「最良の出来事だった」と語っています。

他にもこんな話がある。交通事故で顔に怪我をしてしまった。そして技術的な問題で整形手術をしなければならなくなったのです。その時は不幸だと思ったと思います。しかし、整形手術後、顔が以前より綺麗になったのです。

つまり、不幸かどうかなんて、未来にならないとわかりません。

それこそ未来の終点、死の時にしかわからないと思います。

スティーブ・ジョブズの驚異的世界観とその能力

夏野剛さんのSuica炎上の心理


NTTドコモでiモードやおサイフケータイビジネスを立ち上げたことで知られ、ニコニコ動画の運営をはじめ、さまざまな取締役を掛け持つ夏野剛さん。その夏野さんが自身のツイッターで「Suica非対応の駅構内の店は撤去、業者入れ替えろ」と言ったことにより、ツイッターは大炎上しました。
秋葉原駅構内ホームの「ミルクスタンド」で飲み物買おうとしたらSuiCa使えず、「現金のみです」だって。速やかに撤去し業者入れ替えよ。それとも何かの利権か? 
JR東日本は多大なコストと労力をかけてSuiCaを普及させてきた。今や関東都市圏で構内でSuiCaを使えない場所はない位にまで普及。利用客もそう思ってる。どんなに歴史のあるスタンドか知らんが、構内で営業している以上SuiCaが未だに使えないのがおかしいと思うのは普通だと思う。
それに対するリプライは次のようなものです
@ それのなにが悪いのですか?JRの駅構内にあるから100%スイカ対応じゃないとダメなんですか?それともあなたは現金を持ち歩かないんですか???

@ その考えはご自身で仰っている「甘え」だし「人のせいにして」ますよね。

@ 個人商店だからでしょう。端末機購入代金、suicaへの手数料など…これらは販売価格に転嫁せざるを得ません。30円で仕入れたものを100円で売ってるわけじゃないんだから。

@ 世間があなたに合わせると思わないで。撤去も入れ替えも時間がかかる。あなたが現金持ち歩けばいい話、大変なことじゃないですよね。自分の生活している環境に合わせることも大事です(´・_・`) 
@ 最低限の現金すら持ち歩かないとか金持ちぶりたいだけの馬鹿だろwwwwwwww
よくわかんないけど。次のような意見もあった。
@単にはじめからJR構内なんだし対応すればいいじゃんといえば良かったんじゃないかなという気はします.撤去しろとか入れ替えろとかいうから論点がずれる.
これには一理あると思いました。おそらく大衆の人は「撤去」「入れ替えよ」という言葉に火が付いたんだと思います。

おそらく、夏野さんが本当に言いたかったのは、「JR駅構内は、インフラとしてとても大事な土地だから、有効的に使われるべきだよね」ということだと思います。そして「何らかの利権が働いて土地が占領されたまま、便利にならないのは良くない」ということです。

僕が思うに彼らはずっと利権と戦っている”一揆”のようなものだと思います。既成の支配体制に対して、「おかしいことはおかしい」と「このほうが良いよね」ってことをずーっと提案してきています。どの時代だってそうして世の中は豊かになってきました。

夏野さんは、ずっと”変化を嫌うリーダーは避れ”と言ってきました。なぜなら、変化を嫌うリーダーがその場所にいると世の中はいつまでも変わらないし、変えようとする若者をつぶすことにもなります。利権のせいで、世の中が変わらず、古いまま残り続けるのは不便で良くないということですね。

”一揆”は大勢でやるもんなんで、一人で変えようとしても中々変わらないですね。例えば議員の選挙だって一人一票の多数決だし・・・多数はが勝つわけです。でも、誰かが言っていかないと何も変わらない。でもなんで「この方が便利だよね」っていうことに対して、食い止めようとする人がこんなに多いんでしょうね。

ちなみに、電子決済を使ったことがある人とない人がいるなら、使ったことがある人の方が視野が広いと思いますよ。堀江貴文さんが「3D映画を見たことのある人とない人の創造する映画の未来は違う」と言ってたこととも似ていますね。

2020年の東京オリンピックまでにはSuica対応してると良いですね。

2014年2月4日火曜日

スティーブ・ジョブズは処女か童貞かとても気になるらしい

スティーブ・ジョブズは処女か童貞かが非常に重要らしいです。大学で講義を開いた時には、生徒に処女と童貞に挙手させ、アップルの面接でも童貞か?と訊ねます。ついには病気で寝込んでいる義母にまで、結婚した時は処女だったか?まで訊いたりしたそうです。

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】


スティーブジョブズ本人が唯一公認した伝記。アインシュタインの伝記などを書いたことで知られる、ウォルター・アイザックソンによる取材によって書かれています。

プライバシーを公にしないことで、有名だったスティーブ・ジョブズが、本書を公認した理由は「僕のことを子どもたちに知ってほしかった。父親らしいことをあまりしてやれなかったけど、どうしてそうだったのかも知ってほしいし、そのあいだ、僕が何をしていたのかも知っておいてほしい。そう思ったんだ。」と語っています。

ひと言で言うならば、スティーブ・ジョブズは”変人”です。この記事では、そんな彼の逸話をご紹介します。

「Stay Hungry Stay Foolish.」

「Stay Hungry Stay Foolish.」あまりにも有名な言葉ですね。日本語に直訳すると、「飢えなさい、愚かでありなさい」ということです。他の言葉に置き換えるとすれば、「貪欲でありなさい」「なりふりかまわうな」「バカでいろ」といったニュアンスです。実はこの言葉はスティーブ・ジョブズが考えた言葉ではなく、ホールアースカタログという雑誌の引用なんです。ジョブズ「Stay Hungry Stay Foolish.」の引用元の雑誌とは?

アップルという社名の由来

スティーブ・ジョブズは”肉を食べない”ことで有名です。それは菜食主義と言われたり、果食主義と言われたりします。ジョブズはリンゴの剪定(せんてい)をした後、アップルの共同創設者であるスティーブ・ウォズニアックと帰宅する車の中で「アップル」という社名を提案します。アップルの社名の本当の由来

起業の際にやってはいけないこと

スティーブ・ジョブズはマークラという人物から、マーケティングを教わります。そこで習ったのは「金儲けを目的に会社を興してはならない」ということです。真に目標とすべきは「自分が信じるなにかを生み出すこと」です。起業の際にやってはいけないこと。アップル創業時の2つの目標と3つのポイント

シンプル・イズ・ベスト

スティーブ・ジョブズはシンプル好きであることもよく知られていますね。ジョブズは、シンプル・イズ・ベストという哲学をレオナルド・ダ・ビンチから吸収しました。それは

「洗練を突きつめると簡潔になる」


デザインに対する情熱

シンプルに引き続き、デザインに対する情熱も強いことで知られるジョブズです。これもイタリアの建築家、バウハウスの創業者であるミースに大きな影響を受けています。

「神は細部に宿る。」

「より少ないことは、より豊かなこと。」
 ジョブズが影響を受けたデザインとは?
  1. プライバシーを公にしないことで有名なスティーブジョブズがインタビューに応じた理由
  2. スティーブジョブズとアイクラーホームズ
  3. 着ぐるみのアルバイトをしていたスティーブジョブズ
  4. ジョブズ「Stay Hungry Stay Foolish.」の引用元の雑誌とは?
  5. アップルの社名の本当の由来
  6. 起業の際にやってはいけないこと。アップル創業時の2つの目標と3つのポイント
  7. 洗練を突きつめると簡潔になる
  8. 「偉大な芸術家は盗む」の真意
  9. スティーブ・ジョブズの驚異的世界観とその能力
  10. アップルが製品の起動や動作の早さにこだわるたった1つの理由
  11. スティーブ・ジョブズが傲慢でも会社がうまくいった理由
  12. ジョブズが影響を受けたデザインとは?
  13. スティーブ・ジョブズの採用基準
  14. 一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?
  15. ビジネスにおける市場調査の必要性
  16. スティーブジョブズに学ぶ。独創的なアーティストで居続けるたった1つの方法
  17. ピクサーのロゴにもなっているランプ、ルクソーJr.ができた経緯とは?
  18. スティーブ・ジョブズは処女か童貞かとても気になるらしい

ピクサーのロゴにもなっているランプ、ルクソーJr.ができた経緯とは?


短編アニメーションを作っていたピクサーのデジタルアニメーション部門は、もともと、ハードウェアやソフトウェアのすばらしさを示すために設置されたものだった。

この部門を統轄するジョン・ラセターは、丸い顔とおだやかそうな性格のかげに、ジョブズに匹敵するほどの完璧癖を隠した芸術家である。

ピクサーのハードウェアとソフトウェアのすごさを世の中に示すためには、短編アニメーションをラセターに作ってもらい、1986年のコンピュータグラフィクスの会議に出展するのがよいとジョブズは考えた。

ラセターは、このころグラフィックレンダリングのモデルとして使っていたルクソー社の卓上電気スタンドを生きているかのようなキャラクターにすることを考えていた。友人が小さな子どもを連れているのを見て、ルクソー・ジュニアも登場させたらいいと思いつく。その後、試験的に作ったいくつかのフレームを見せたアニメーター仲間からは、ストーリーが大事だとのアドバイスを受ける。ごく短いものだからと思ったが、ほんの数秒でもストーリーは語れると追い打ちをくらった。この言葉をラセターは心に刻む。こうして完成した『ルクソーJr.』は2分強の短編で、ゴムボールを電気スタンドの親子が転がし合っているとボールがしぼんでしまい、小スタンドがしょんぼりする様子が描かれていた。
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】 

スティーブジョブズに学ぶ。独創的なアーティストで居続けるたった1つの方法

【スティーブ・ジョブズの言葉】 
30代や40代になっても、驚くような作品が作れるアーティストというのはめったにいません。もちろん、生まれながらに好奇心が強く、いくつになっても子どものように人生に感動する人もいるにはいますが、まれです。

アーティストとして、独創的な人生を送りたいと思うなら、あまり過去をふり返るのはよくありません。自分がしてきたこと、自分という人間をそのまま受け入れ、それを捨て去らなければならないのです。
自分を否定できるかが勝負になるわけですね。年を取れば取るほど、自分が正解だと思う傾向がありますね。どんどん危機感が無くなっていきますから。難しいですね。

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

ビジネスにおける市場調査の必要性

マッキントッシュ発表の日、どういう市場調査をしたのかとポピュラーサイエンス誌の記者にたずねられたジョブズは鼻で笑いました。
アレクサンダー・グラハム・ベルが電話を発明したとき、市場調査をしたと思うかい? 
市場調査は、役に立たない時があります。例えば、マクドナルドの事例によると、アンケートで客に要望を募ったところ、「サラダをメニューに置いてほしい」という声を聞き、メニューにサラダを並べたことがありました。しかし、サラダは売れませんでした。つまり、需要が無かったわけです。

銀行のATMに同じことが言えます。開発当初、銀行の利用者を集めて、預金の引き出しや預入にATMを利用するかと訊ねたところ、利用しないと答えた人が圧倒的でした。当時は、カウンターで取引を行うのが一般的だったため、それが必要かどうかを想像することができなかったわけです。

つまり、市場調査やアンケートを鵜呑みにしてはいけません。


スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?

スティーブ・ジョブズが、当時ペプシコーラの事業担当社長をしていたスカリーを、自社に引き抜くために述べた言葉。
一生、砂糖水を売り続ける気かい? 
それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?






スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

スティーブ・ジョブズの採用基準

アップルの採用はジョブズががっちり掌握していた。目標は、創造的で嫌になるほど頭がよく、反抗心のスパイスがきいた人間を集めることだ。

--中略--

ジョブズは例によってとっぴな質問を投げ、不測の事態にどこまで対応できるか、ユーモアの余裕を持って押し返せるかを見た。ある日、面接をしたソフトウェアマネジャー候補は、どうにもまじめすぎて金魚鉢の魔法使いたちを統率できるとは思えなかった。

ジョブズは容赦なくいじりはじめた。

「はじめてシタのはいくつのときだった?君は童貞かい?LSD(薬物)は何回くらい使ったことがある?」

かわいそうな男は、「私には合わないところのようです」と去っていった。
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

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