精神維持
みんな「宝くじが当たったら南の島にでも行って暮らしたい」と言いますが、本当にそんなことが可能でしょうか。おそらくその人は精神的苦痛を強いられると思います。なぜならその人は社会的にはニートと判断されるからです。自分が働いていないのにお金持ちになった状態を想像してみてください。友人から「最近何してるの?」と訊かれた時に堂々と「宝くじのお金で遊んでる」と答えられますか?。僕たちは働くことによって精神を維持しているんです。子供ができた際に無職なんてのは辛いですよ。
社会貢献
そもそも働くとは何なのか。それは物やサービスを提供して、つまり社会貢献をしてお金をもらうことです。会社や上司からお金をもらっているのではなく、その先にいるお客様からお金をもらっていることになります。ここで大事なのは「自分が社会貢献をしている」というやりがいだと思います。
お金のため
もし、やりがいも感じず働いているとすればそのほとんどの人がお金のために働いているのではないでしょうか。これは間違いとは言いませんが、お金のために働くのは大変辛い状況だと思います。なぜならそれは時間を切り売りしてるにしか過ぎないからです。堀江さんや家入さん風に言うと”我慢料”ってやつです。できることなら社会貢献をしているというやりがいを感じれる仕事に就いてほしいと思います。
お金は豊かになるためにある
ここでは、藤沢数希さんの言葉より10人の村の話を引用します。最初は貧しい自給自足の農村です。10人がみな朝から晩まで田畑を耕して必死に飢えないように食べ物を作っています。ところがある日、村人のひとりが肥料を発明しました。この肥料を使うと安定してたくさん野菜や果物や穀物を作れることがわかったのです。イノベーションです。おかげで10人でやっていた野良仕事を5人でできるようようになりました。そうすると残りの5人はどうなるかというと、失業してしまうのです。
しかしこの失業した5人は新しい仕事をみつけます。漁業です。おかげでこの村は農産物の他に海産物も手に入れたのです。これが経済成長です。農産物だけだったGDPが農産物と海産物に増加したのです。そのあと、農業でも漁業でもさらにイノベーションが起きて、とうとう農業はふたりで十分で、漁業はひとりで十分まかなえるほど効率がよくなりました。しかし残りの7人は失業してしまったのです。
ところがこの7人は村を豊かにするためにさまざまな新しい仕事を始めます。大工さんになって家を作る人、お医者さんになって村人の健康を守る人、それにこの豊かになった村では歌を歌うという仕事まで生まれました。村人全員で農作業をしていた時代にくらべてはるかに生産性が増加して、飛躍的な経済成長をとげたのです。
つまり、お金という便利な道具を使うことによって、それぞれ得意な分野や、好きな分野で、”分業”することができるようになったのです。これを一般的に「豊かになる」と言います。
だから、どうせ”分業”するなら、得意な分野や好きな分野で働いて社会貢献してやりがいを感じて働いてほしいなって思う日々です。
お金は便利な”道具”
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