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2014年3月3日月曜日

その時間が無駄になるかどうかは、あなたが一生懸命やるかどうかによって左右される

「何をすれば良いかわからない」「どうすれば良いかわからない」「どっちにしようか迷っている」という方はとても多いですよね。正直言って人生に正解なんてないですから、結局どれ選んでも一緒です。無駄な経験なんて一つもありません。

経験を無駄にしてしまう方法

でも、それらの経験を無駄にしてしまう方法が一つだけあるんです。それは、”中途半端にやる”ってことです。中途半端にやってしまうと、”経験した”程度に終わってしまいます。完全に無駄になるとは言えませんが、それ相応のスキルしか身についていません。

逆に言えば”一生懸命”やれば、それは”スキル”となって身につきます。

そして、そうやって”一生懸命”やっていくことが、あなたの人生に点を創ります。そしてその点と点がつながった時に、あなたの能力が発揮されるんです。スティーブ・ジョブズ風に言うと「connecting the dots.」なわけです。

やりたいことは全部やれ

「これ1本でやっていく」っていう人もいますが、それは非常にリスキーだと思います。もちろん人生の中で、1つにハマる時ってのはあると思います。それはそれでOKです。やりたいことがやれてますから。しかし、長い人生の中で1つのことしかやっていないって凄くもったいないことだと思うんですよね。日本には「1つのことを長く続ける」ことが美徳とされる風潮がありますが、古い考え方だと思います。

例えば、5,6歳からバイオリンなどの楽器を一貫して習っていれば、そこそこの成績は取れます。しかし、そういう人がプロとして生きていくのは、実際に難しいんです。原因は、人間の幅の狭さです。バイオリン一本をやってきた人より、色んな経験をしてきた人の演奏のほうが、人の心に響く演奏ができるというわけです。

人生は長いですから、「1つのことを続けなければならない」という固定観念は捨ててやりたいことは全部やれば良いと思います。

人の能力は掛け算

人の能力って掛け算なんですよね。例えば、1つのことを極めて、1万人に1人の能力を持ったとしましょう。しかし、日本だけでも、人口は1億3千万人います。ということは、その能力を持った人は日本だけでも、1万3千人いる、という計算になります。

そこで、1000人に1人の能力を2つ持ったとしましょう。1000人に1人の能力が2つなので、その人は、1000×1000で、100万。つまり、100万人に1人の人材になれるわけです。これなら、日本に、130人しかいません、倍率がグッと下がるわけです。

著名人の「connecting the dots.」

経営コンサルタントとして有名な、大前研一さんは、当時欲しかった楽器を買うために、高給なガイドツアーの仕事をするために、英語の勉強を一生懸命していたし、日本の将来のためにも、好きな科学分野の原子炉を一生懸命分析していました。その後就職する経営コンサルタントの会社、マッキンゼーでは英語ができないと仕事にならない会社だし、原子炉の経験を活かして、科学的視点で経営を分析して出版されたのが、ベストセラー「企業参謀」なんです。これが「connecting the dots.」

事業家の堀江貴文さん見てても、ノリでヒッチハイクやってたことが、トーク力や営業力に繋がってることが分かるし、本気で競馬で食っていこうとしてたから、瞬時に確率の計算が直感レベルでできるようになってて、それが経営に活きてたんだと思いますね。これも「connecting the dots.」

同じく事業家の家入さんは、引きこもり時代に、デザインとプログラミングにハマっていました。それらのスキルを使って起業して生まれたレンタルサーバーサービスが”ロリポップ”です。これも「connecting the dots.」

ブラック・ジャックを書いた手塚治虫さんだって、医者と漫画家どちらを目指すか迷いながらも、どっちも勉強していたから、医療の漫画であるブラック・ジャックが書けたわけです。これも「connecting the dots.」

夢は叶えるためにあるんじゃない

上記を読んでいただいた方は、「夢は叶えるためにある」んじゃなくて、「夢は目指すためにある」ということが分かると思います。たとえ夢がかなわなくても、一生懸命やっていれば、その経験が役に立つ時が必ずくるということです。

ゲームも一生懸命やる

結局LINEゲームで高得点取るために頭使うのと、仕事でハイクオリティを出すために頭を使うのは、ほとんど同じだということです。だから、ゲームも一生懸命やることが、大事だと思います。

僕の経験から言うと、自分の好きな分野で一生懸命になれない人は仕事もできない人が多いです。

野球が好きなら、ごろ寝してボーッと見てないで、「この選手はストレートの次はカーブしか投げない」とかそういう分析をしてれば良いんじゃないかなと思います。イチローはなぜ、ヒットが打てるのか考えて、バッティングセンターに行って真似したり。そういう分析と行動は色んなところで役に立つと思います。

まとめ

  • 好きな仕事も、嫌な仕事も、遊びも、何事も一生懸命にやる。
  • やりたいことがあるなら、貪欲に全部やる

2014年2月6日木曜日

無駄な時間と投資は紙一重

「connecting the dots.」って点と点の距離が遠ければ遠いほど面白いものが生まれるのかもしれませんね。5歳とかからバイオリン一筋でやった人でも、人を魅了する演奏はできないんですよね。原因は経験の幅の広さと深さです。点と点の距離が遠いほど人としての広さと深みがにじみ出ます。

別に一つのことばっかりやってるのが危険って言ってるんじゃなくて、親とか先生からやれと言われてることだけをやるのって楽しいのかなって思いますよね。楽しかったらいいんですけど。決断決断って言って、やりたいことをわざわざ捨てる必要はないと思いますし、決断なんて言ってると結局何もできないなんてこともあると思います。

ちなみに、「やりたいこと」と「やりたくないこと」も紙一重です。

成功したけりゃとにかく好きなことをやれ!

孤独な異端者が成功するために

ジョブズ含め、孤独な異端者は、大衆には嫌われるが、どこかで大変気に入られ、救いの手を差し伸べられていますよね。そしてみな口をそろえて「あの人がいなかったら・・・」と言っています。

スティーブ・ジョブズもどうしようもない問題児だったが、とある先生には気に入られていたし、堀江貴文さんだって、いつも取っ組み合いの喧嘩をしていたけど、とある先生に気に入られ、学習塾に行くことを進められています。後に堀江さんは「あの先生がいなかったら・・・」と語っています。

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

2014年2月5日水曜日

不幸かどうかはあなたが決めることではなく、未来や死の時が決めること


不幸かどうかはあなたが決めることではなく、未来や死の時が決めることです。

例えば、スティーブ・ジョブズは一度アップルを首になっています。確かに、その時は辛かった出来事かもしれないけど、その後ジョブズはスタンフォード大学のスピーチで、「最良の出来事だった」と語っています。

他にもこんな話がある。交通事故で顔に怪我をしてしまった。そして技術的な問題で整形手術をしなければならなくなったのです。その時は不幸だと思ったと思います。しかし、整形手術後、顔が以前より綺麗になったのです。

つまり、不幸かどうかなんて、未来にならないとわかりません。

それこそ未来の終点、死の時にしかわからないと思います。

スティーブ・ジョブズの驚異的世界観とその能力

2014年2月4日火曜日

スティーブ・ジョブズは処女か童貞かとても気になるらしい

スティーブ・ジョブズは処女か童貞かが非常に重要らしいです。大学で講義を開いた時には、生徒に処女と童貞に挙手させ、アップルの面接でも童貞か?と訊ねます。ついには病気で寝込んでいる義母にまで、結婚した時は処女だったか?まで訊いたりしたそうです。

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】


スティーブジョブズ本人が唯一公認した伝記。アインシュタインの伝記などを書いたことで知られる、ウォルター・アイザックソンによる取材によって書かれています。

プライバシーを公にしないことで、有名だったスティーブ・ジョブズが、本書を公認した理由は「僕のことを子どもたちに知ってほしかった。父親らしいことをあまりしてやれなかったけど、どうしてそうだったのかも知ってほしいし、そのあいだ、僕が何をしていたのかも知っておいてほしい。そう思ったんだ。」と語っています。

ひと言で言うならば、スティーブ・ジョブズは”変人”です。この記事では、そんな彼の逸話をご紹介します。

「Stay Hungry Stay Foolish.」

「Stay Hungry Stay Foolish.」あまりにも有名な言葉ですね。日本語に直訳すると、「飢えなさい、愚かでありなさい」ということです。他の言葉に置き換えるとすれば、「貪欲でありなさい」「なりふりかまわうな」「バカでいろ」といったニュアンスです。実はこの言葉はスティーブ・ジョブズが考えた言葉ではなく、ホールアースカタログという雑誌の引用なんです。ジョブズ「Stay Hungry Stay Foolish.」の引用元の雑誌とは?

アップルという社名の由来

スティーブ・ジョブズは”肉を食べない”ことで有名です。それは菜食主義と言われたり、果食主義と言われたりします。ジョブズはリンゴの剪定(せんてい)をした後、アップルの共同創設者であるスティーブ・ウォズニアックと帰宅する車の中で「アップル」という社名を提案します。アップルの社名の本当の由来

起業の際にやってはいけないこと

スティーブ・ジョブズはマークラという人物から、マーケティングを教わります。そこで習ったのは「金儲けを目的に会社を興してはならない」ということです。真に目標とすべきは「自分が信じるなにかを生み出すこと」です。起業の際にやってはいけないこと。アップル創業時の2つの目標と3つのポイント

シンプル・イズ・ベスト

スティーブ・ジョブズはシンプル好きであることもよく知られていますね。ジョブズは、シンプル・イズ・ベストという哲学をレオナルド・ダ・ビンチから吸収しました。それは

「洗練を突きつめると簡潔になる」


デザインに対する情熱

シンプルに引き続き、デザインに対する情熱も強いことで知られるジョブズです。これもイタリアの建築家、バウハウスの創業者であるミースに大きな影響を受けています。

「神は細部に宿る。」

「より少ないことは、より豊かなこと。」
 ジョブズが影響を受けたデザインとは?
  1. プライバシーを公にしないことで有名なスティーブジョブズがインタビューに応じた理由
  2. スティーブジョブズとアイクラーホームズ
  3. 着ぐるみのアルバイトをしていたスティーブジョブズ
  4. ジョブズ「Stay Hungry Stay Foolish.」の引用元の雑誌とは?
  5. アップルの社名の本当の由来
  6. 起業の際にやってはいけないこと。アップル創業時の2つの目標と3つのポイント
  7. 洗練を突きつめると簡潔になる
  8. 「偉大な芸術家は盗む」の真意
  9. スティーブ・ジョブズの驚異的世界観とその能力
  10. アップルが製品の起動や動作の早さにこだわるたった1つの理由
  11. スティーブ・ジョブズが傲慢でも会社がうまくいった理由
  12. ジョブズが影響を受けたデザインとは?
  13. スティーブ・ジョブズの採用基準
  14. 一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?
  15. ビジネスにおける市場調査の必要性
  16. スティーブジョブズに学ぶ。独創的なアーティストで居続けるたった1つの方法
  17. ピクサーのロゴにもなっているランプ、ルクソーJr.ができた経緯とは?
  18. スティーブ・ジョブズは処女か童貞かとても気になるらしい

ピクサーのロゴにもなっているランプ、ルクソーJr.ができた経緯とは?


短編アニメーションを作っていたピクサーのデジタルアニメーション部門は、もともと、ハードウェアやソフトウェアのすばらしさを示すために設置されたものだった。

この部門を統轄するジョン・ラセターは、丸い顔とおだやかそうな性格のかげに、ジョブズに匹敵するほどの完璧癖を隠した芸術家である。

ピクサーのハードウェアとソフトウェアのすごさを世の中に示すためには、短編アニメーションをラセターに作ってもらい、1986年のコンピュータグラフィクスの会議に出展するのがよいとジョブズは考えた。

ラセターは、このころグラフィックレンダリングのモデルとして使っていたルクソー社の卓上電気スタンドを生きているかのようなキャラクターにすることを考えていた。友人が小さな子どもを連れているのを見て、ルクソー・ジュニアも登場させたらいいと思いつく。その後、試験的に作ったいくつかのフレームを見せたアニメーター仲間からは、ストーリーが大事だとのアドバイスを受ける。ごく短いものだからと思ったが、ほんの数秒でもストーリーは語れると追い打ちをくらった。この言葉をラセターは心に刻む。こうして完成した『ルクソーJr.』は2分強の短編で、ゴムボールを電気スタンドの親子が転がし合っているとボールがしぼんでしまい、小スタンドがしょんぼりする様子が描かれていた。
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】 

スティーブジョブズに学ぶ。独創的なアーティストで居続けるたった1つの方法

【スティーブ・ジョブズの言葉】 
30代や40代になっても、驚くような作品が作れるアーティストというのはめったにいません。もちろん、生まれながらに好奇心が強く、いくつになっても子どものように人生に感動する人もいるにはいますが、まれです。

アーティストとして、独創的な人生を送りたいと思うなら、あまり過去をふり返るのはよくありません。自分がしてきたこと、自分という人間をそのまま受け入れ、それを捨て去らなければならないのです。
自分を否定できるかが勝負になるわけですね。年を取れば取るほど、自分が正解だと思う傾向がありますね。どんどん危機感が無くなっていきますから。難しいですね。

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

ビジネスにおける市場調査の必要性

マッキントッシュ発表の日、どういう市場調査をしたのかとポピュラーサイエンス誌の記者にたずねられたジョブズは鼻で笑いました。
アレクサンダー・グラハム・ベルが電話を発明したとき、市場調査をしたと思うかい? 
市場調査は、役に立たない時があります。例えば、マクドナルドの事例によると、アンケートで客に要望を募ったところ、「サラダをメニューに置いてほしい」という声を聞き、メニューにサラダを並べたことがありました。しかし、サラダは売れませんでした。つまり、需要が無かったわけです。

銀行のATMに同じことが言えます。開発当初、銀行の利用者を集めて、預金の引き出しや預入にATMを利用するかと訊ねたところ、利用しないと答えた人が圧倒的でした。当時は、カウンターで取引を行うのが一般的だったため、それが必要かどうかを想像することができなかったわけです。

つまり、市場調査やアンケートを鵜呑みにしてはいけません。


スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?

スティーブ・ジョブズが、当時ペプシコーラの事業担当社長をしていたスカリーを、自社に引き抜くために述べた言葉。
一生、砂糖水を売り続ける気かい? 
それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?






スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

スティーブ・ジョブズの採用基準

アップルの採用はジョブズががっちり掌握していた。目標は、創造的で嫌になるほど頭がよく、反抗心のスパイスがきいた人間を集めることだ。

--中略--

ジョブズは例によってとっぴな質問を投げ、不測の事態にどこまで対応できるか、ユーモアの余裕を持って押し返せるかを見た。ある日、面接をしたソフトウェアマネジャー候補は、どうにもまじめすぎて金魚鉢の魔法使いたちを統率できるとは思えなかった。

ジョブズは容赦なくいじりはじめた。

「はじめてシタのはいくつのときだった?君は童貞かい?LSD(薬物)は何回くらい使ったことがある?」

かわいそうな男は、「私には合わないところのようです」と去っていった。
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

2014年2月3日月曜日

ジョブズが影響を受けたデザインとは?

スティーブジョブズは、イタリアの建築家、バウハウスの創業者ミースに大きな影響を受けています。

【ミース・ファン・デル・ローエの名言】 

「神は細部に宿る。」

「より少ないことは、より豊かなこと。」

さらにデザイン感覚を磨く過程でジョブズは、和のスタイルにも惹かれ、イッセイミヤケやイオ・ミン・ペイなど、和風で有名なデザイナーとの付き合いを深めてゆく。この背景には仏教がありました。
「仏教、とくに日本の禅宗はすばらしく美的だと僕は思う。なかでも、京都にあるたくさんの庭園がすばらしい。その文化がかもし出すものに深く心を動かされる。これは禅宗からくるものだ」 
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

スティーブ・ジョブズが傲慢でも会社がうまくいった理由

ジョブズが社内で傲慢だったというのは有名な話です。社員には「週90時間、喜んで働こう!」というTシャツを着させていたといわれています。
ジョブズのやり方には、良い点があった。画期的な商品をつくろうという情熱と、不可能に見えることでもやり遂げられるという信念をアップルに社員に植え付けたのだ。マッキントッシュチームは「週90時間、喜んで働こう!」というTシャツを着て働いた。ジョブズは、マックのコストダウンや早期にリリースすることを目的としたトレードオフも却下したが、同時に、一見懸命なトレードオフと勘違いされるような妥協も許されなかった。

のちにジョブズはこう語っている。

「優れた人材を集めれば甘い話をする必要はない。そういうものだと僕は学んできた。そういう人は、すごいことをしてくれると期待をかければすごいことをしてくれるんだ。特A+のプレイヤーはそういう人同士で仕事をしたがるし、Bクラスの仕事でもいいと言われるのを嫌がる。そう、最初のマックチームは教えてくれた。そのチームのメンバーなら誰でも、苦労しただけのことはあったと答えるはずだ」

事実、ほとんどのメンバーからそういう答えが返ってきた。デビ・コールマンの言葉を紹介しよう。

「会議のときスティーブは『この大ばか野郎が。なにひとつまともにできんのか』などと怒鳴っていました。しょっちゅうという感じでしたね。でも、彼のところで働けた私は、間違いなく世界一幸運な人間だ、そう思っています」
つまり、圧力が、ためになることもあるということですね。

大前研一さんもマッキンゼー時代にたくさんの部下を抱えていましたが、大前さんがとても怖いというの有名な話でし。しかし今、その部下たちはみな、口をそろえて「あの時のトレーニングが今でも役立っています。どこへ行っても使えます」と言っているそうです。

もう1つ大事なのは”優れた人材”を揃えているところですね。失われたインタビューでジョブズはこう語っています。
真に優秀な人というのは、自分が優秀と知っているから褒めてやる必要はない。一番大事なのは仕事の内容だと分かっているんだ。だから、担当するパートを確実に達成することが求められる。 
周囲の人間が、真に優秀で頼れる人に与え得る重要な助言がある。それは彼らの出来が悪い時、きちんと指摘してやることだ。理由を明確にして説明し軌道修正を促してやるのさ。 
彼らの能力を疑っているように思わせてはいけない。だが、その仕事に関しては、目標に貢献できていないと分からせる必要がある。簡単じゃないよ。それでも私はいつもダイレクトに伝えてきた。本当にデキる人たちは、それが有益だったと言うはずだ。耐えられないって人もいたけどね。
そして何より、スティーブジョブズは批判を良しとしていました。
「海軍に入るより海賊になろう」
スティーブ・ジョブズが研修中の社員に訴えかけた言葉です。

この言葉の真意はこうです。どのようなものにも立ち向かう反逆者魂を持ってほしい、むちゃくちゃしながらどんどん先に進む冒険好きになってほしい、自分たちがしていることに誇りを持ちながら、まわりから次々と盗むチームになってほしい。ということです。

つまり、変なプライドは捨てて、なんでもやってみろ。ということです。スティーブ・ジョブズは社員がどんなに素晴らしいアイデアを持ってきても、最初は全てを蹴落としていました。そして、それでも立ち向かってくるアイデアだけを採用するという手法を取っていたのです。

アップルのジョブズと、ソニーの井深大がやっていたアイデアをふるいにかけるたった一つの方法

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

アップルが製品の起動や動作の早さにこだわるたった1つの理由

スティーブ・ジョブズは、マッキントッシュのオペレーティングシステムを作っていたラリー・ケニヨンのところへ行き、マシン立ち上げの時間がかかりすぎると文句を言ったことがある。説明しかけたケニヨンにかぶせるようにジョブズは訊ねた。

「仮に起動時間を10秒短くするだけで人の命が救えるなら、そうしようと考えるかい?」

そうするだろうとケニヨンが答えると、ジョブズはホワイトボードに数字を書きはじめた。世界中で500万人がマックを使うようになった場合、1日10秒、起動時間が余分にかかると、年間、3億時間ほどの違いになる。言い換えると、1年間で100人分以上の人生に相当する時間が節約できるというのだ。

「スティーブは、全体像をとらえることで、社員のモチベーションを上手に高めるのです。」
スティーブジョブズはスピートが大事だということをよくわかっていますね。起業家の堀江貴文さんも「アップルの凄いところは、ユーザーが一番気にしている画面がいかに速く動くか、操作がいかに軽快か、をごまかしたところ」と評しています。

スティーブ・ジョブズの驚異的世界観とその能力

ジョブズの世界観で特徴的なのは、なんでも二分してしまう点だ。人は「賢人」か「ばか野郎」しかいないし、その仕事は「最高」か「最低最悪」しかない。

ジョブズが極端な言動に走るのは、他人の感情を思いはかる能力がないからだろうか。そんなことはない。むしろ逆だと言える。ジョブズは感情というものがよくわかっている。他人の心を読むのも、他人の精神的な強さ・弱さ、自身のなさを把握するのもおそろしいほど上手である。 
不意をつき、狙いすました一撃をバシンと感情面にお見舞いして揺さぶりをかけることもできる。本当にわかっているのか、そのふりをしているのかも直感的にわかってしまう。だから、おだてたりすかしたり、説きふせたり喜ばせたり、あるいはまた、脅したりすることも名人級に上手なのだ。
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

「偉大な芸術家は盗む」の真意

スティーブジョブズは、ゼロックスPARKという研究所を訪れGUIという技術を盗みました。というのは、当時のコンピュータのほとんどは、キャラクターベースと言われるもので、キーボードから文字を打ち込むと、真っ黒な画面に緑色でその文字が表示される形だったんです。つまり、テキスト情報しか画面に表示できず一部のマニアにしか使えない商品だったわけです。しかし、GUIシステムでは、グラフィクスで表示するので、誰にでも使えると思ったわけです。


アップルのゼロックスPARK見学は、往々にして業界史上最大級の強盗事件だと言われています。ジョブズ自身、この見方を誇らしげに肯定しています。
「つまり、人類がなし遂げてきた最高のものに触れ、それを自分の課題に取り込むということです。ピカソも、『優れた芸術家はまねる、偉大な芸術家は盗む』と言っています。我々は、偉大なアイディアを貪欲に盗んできました」
もうひとつの見方は、アップルによる強盗よりも、ゼロックス側の不手際とするものです。ジョブズはこちらも肯定しています。
「ゼロックスはコピー機しか頭になく、コンピュータとはどういうものなのか、なにができるのかがわかっていなかった。だから、コンピュータ業界最大の勝利を目前に大敗を喫したんだ。いま、彼らがコンピュータ業界の頂点に立っていてもおかしくなかったんだけどね」
どちらの見方にも一面の真実があるが、すべてを言い尽くしているわけではありません。T・S・エリオットが指摘しているように、着想と創造のあいだには闇がある。新しいアイデアだけでイノベーションが生まれるわけではない。そのアイデアを現実とする行為も等しく重要なのです。

ジョブズらは、ゼロックスPARCで見たGUIというアイデアを大きく改善したし、ゼロックスでは不可能であっただろうさまざまな形で現実のものとしました。

”真似る”と”盗む”は違う。”真似る”はそっくりそのまま”真似る”。”盗む”は盗んだものに対して付加価値を加える。それが「偉大な芸術家は盗む」の真意だと思います。

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

洗練を突きつめると簡潔になる

ジョブズに依頼され、アップルⅡのパンフレット制作に取りかかっていたマッケンナ。パンフレットの表紙上部に、レオナルド・ダ・ビンチのものとされる格言を置きました。その後、ジョブズのデザイン哲学を支えることになる一文です---「洗練を突きつめると簡潔になる」。


僕は、堀江貴文さんはを思い出しました。「シンプル・イズ・ベスト」とも言われるように、堀江さんはシンプルをとても大事にしています。
「考える」とは、物事をシンプルにしていく行為である。複雑に絡み合った糸を解きほぐし、きれいな1本の糸に戻していく。アインシュタインの特殊相対性理論が「E=mc2」というシンプルな関係式に行き着いたように、簡潔な原理原則にまで落とし込んでいく。それが「考える」という行為だ。
苦しいからこそシンプルに考える

スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

起業の際にやってはいけないこと。アップル創業時の2つの目標と3つのポイント

マーケティングと物流がわかり、事業計画が策定できる人を探していたジョブズは、マイク・マークラと意気投合します。マークラは、マーケティングや営業をジョブズに教え込みました。その点はジョブズも認めています。
「マイクには本当に世話になった。彼の価値観は僕とよく似ていたよ。その彼が強調していたのは、金儲けを目的に会社を興してはならないという点だ。真に目標とすべきは、自分が信じるなにかを生み出すこと、長続きする会社を作ることだというんだ」
マークラは、この原理を1ページにまとめました。「アップルのマーケティング哲学」と題されたそのペーパーには、3つのポイントが書かれていました。
1番目は<共感>だった---「アップルは、他の企業よりも顧客のニーズを深く理解する」。顧客の想いに寄りそうのだ。

2番目は<フォーカス>---「やると決めたことを上手におこなうためには、重要度の低い物事はすべて切らなければならない」

3番目に上げられた同じく重要な原理は、<印象>だった。わかりにくいかもしれないが、これは、会社や製品が発するさまざまな信号がその評価を形作ることを指している。
「人は、たしかに表紙で書籍を評価する。最高の製品、最高の品質、最高に便利なソフトウェアがあっても、それをいいかげんな形で掲示すれば、いいかげんなものだと思われてしまう。プロフェッショナルかつクリエイティブな形で提示できれば、評価してほしいと思う特性を人々に印象付けることができる」
ジョブズはその後、マーケティングやイメージ、ときにはパッケージの細かな点にいたるまで注意を払うようになり、その姿勢は強迫的だと言われるほどになりました。
「iPhoneやiPadの箱を開けたときに感じるなにか、それが、その製品に対する想いを決める第一歩になってほしいと僕らは考えている。これは、マイクが教えてくれたことだ」
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

アップルの社名の本当の由来

グラベンスタインというリンゴの剪定をして返ってきたジョブズをウォズニアックが空港で出迎え、ロスアルトスまでの車中でいろいろな名前を検討した。そして、ジョブズが「アップルコンピュータ」を提案する。

「僕は果食主義を実践していたし、リンゴ農園から返ってきたところだったし。元気がよくて楽しそうな名前だし、怖い感じがしないのもよかった。アップルなら、コンピュータの語感が少し柔らかくなる。電話帳でアタリ(ジョブズがインドへ旅をするために働いていた会社)よりも前にくるのもよかった」

翌日の昼までにもっといい名前を思いつかなければアップルにしようとジョブズが宣言し、結局、アップルに落ちつく。

アップル。いい名前である。シンプルで親しみやすい。ありふれていながら、ちょっと変わった感じもする。とてもアメリカ的ながら、自然回帰というカウンターカルチャーの風味も兼ねそなえている。まら、アップルコンピュータとつなげると、なんとも違和感がある。

このあと、ふたりが立ち上げた会社の初代会長となるマイク・マークラもこう語っている。「わけがわからない名前ですよ。だから、これはなんだろうと考えてしまうわけです。アップルとコンピュータというのはありえない組み合わせですからね。これは、ブランドの知名度を高めるにあたり、有利に働きました」
「一体なんだろう?」と思わせることはとても大事です。そうすることで、人に考えさせる時間が与えられ、深みが出ます。作曲家の小室哲哉さんもこの手法を用いてヒット曲を生み出してきました。
【小室哲哉さんの言葉】 
細かくチェックしたわけではないが、コブクロも宇多田さんも、あまりギミックを使わない印象がある。正攻法だ。 
ギミックとは「SO WHAT」だ。「だから、何なんだよ?」と思わせる仕掛けのことだ。裏があるから、深さが出る。裏がありそうだから、人は興味をそそられる。 
たとえばTRFの「寒い夜だから・・・」。考えようによってはSO WHATだ。だからどうした? だ。それでも「♪寒い夜だからー」と始まると、それからどうした? と興味を持ってもらえるのではないかと、僕は目論んだ。 
そして、その狙いが当たった。「♪ひとりの夜だからー」「♪さびしい夜だからー」それよりも、やはり、「♪寒い夜だからー」のほうが、続きが気になる。SO WHATな言葉で、リスナーの興味のツボを突くのも大事だ。 
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

ジョブズ「Stay Hungry Stay Foolish.」の引用元の雑誌とは?

「自分だけの個人的な力の世界が生まれようとしている---個人が自らを教育する力、自らのインスピレーションを発見する力、自らの環境を形成する力、そして、興味を示してくれる人、誰とでも自らの冒険的体験を共有する力の世界だ。このプロセスに失するツールを探し、世の中に普及させる----それがホールアースカタログである」

ジョブズはホールアースカタログが大好きだった。とくに好きだったのが最終号で、大学にもオールワンファームにも、ハイスクールの生徒だった1971年に出たその号を持っていったほどだ。「最終号の裏表紙には早朝の田舎道の写真が使われていた。ヒッチハイクで旅でもしていそうな風景で、『Stay Hungry Stay Foolish.』のひと言が添えられていた」
スティーブ・ジョブズⅠ【書評・レビュー】

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