今回は、何かを教える立場の人に知っておいて欲しいことを3つ伝えたいと思います。
1.好奇心を奮い立たせる教え方を意識して欲しい。
誰にでも子供の頃に経験はないでしょうか。ダラダラ一方的に喋る先生。何が面白いのか分からないですよね。やはり教育は勉強なので、好奇心がなければ向上心も存在しない。なるべく分かりやすく、かつ面白い授業をやって欲しいものです。昔テレビ番組の深イイ話でこんなストーリーがありました。
とても成績が良いで有名な学校だったのだが、そこの先生はいわゆる机上での勉強は最小限に抑え、その授業内容に関連する事項を体で体験する授業を取り入れた。勉強は二の次。
つまり体で体験して「面白い」と思わせることで、勉強に対する好奇心を掻き立て、成績向上へと導いたというわけです。さらに言えば教える順番も気をつけて欲しいです。なるべく生徒が知りたい順番に伝えることが大事だと思います。
2.まず全体像を掴ませる。
前述にも繋がる話なのですが、分かりやすい授業の教え方というのがあります。それはまず全体像を掴ませるということです。例えば、1から10までを教えたい時に。1-1,1-2,1-3。と1-1から順序立てて教えると非常につまらない授業になりがちです。頭に入りにくいし、復習もしにくくなります。対処法は1から10をまずさらっと伝えることです。全体像を掴ませ、「面白い」とか「もっと学びたい」と思わせられるかどうかにかかっています。ここで面白いと思わせることができたら、生徒の学ぶ意欲は高まるでしょう。
「基礎が大事」とか言って基礎ばっかり教える方がいらっしゃいますが、それは本当につまらないと思います。さらに、世の中で活躍している人には基礎から飛び出た人というのは無数にいらっしゃいます。そもそも「基礎」の定義も曖昧ですね。教える側が「基礎」だと思っていることでも、プロの世界では、基礎ではないかもしれないじゃないですか。そこの判断を見誤ると教える側と教わる側にギャップが生じ、教育は上手くいかないと思いますね。
最初に全体像を掴ませれば後は時間軸やMECEを駆使して教えるのみです。
3.ゴールを明確にする。
1番で述べましたが1から10を最初に軽くやっておくことにより、ゴール、つまり10の部分は何なのか?をはっきりさせておくことも重要です。そうでないと、「この勉強はなんのためにやってるんだ」となりかねません。この問いをしっかりと晴らさないと、終始「なぜこんな勉強をやるんだ」ということが頭をつきまといます。
まとめ。
私は教育者にはこの3つがあるだけで、教わる側のモチベーションというのは大きく変わると思います。簡単にまとめると。
- 簡単で、分かりやすくて、面白い授業。
- 全体像を掴んでもらい、その勉強の面白さ。なんのために勉強するのか?を明確にする。
という、とても当たり前のことで簡単なのに誰もやっていないことだと思いますね。
デンマークに学ぶ!世界一幸せな教育とは?
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