【大前研一さんの言葉】
(ヤマハ創業者の)川上源一さんはピアノの制作を始める。しかし、高いピアノは貧乏な日本家庭には入らない。
そこで、子供が生まれるや否や、毎月おばさんが家庭を周り数百円ずつ貯金をしていくシステムを考え出す。そして、4歳になると近くのヤマハ音楽教室に通わせ、卒業する頃にはピアノが一台買えるくらいの金が貯まっている、という仕掛けである。
ピアノを買ってください、と言うのではなく、音楽をお教えしましょう、という真にマーケティングの真髄のようなシステムを、貧しい頃の日本に作り上げてしまったのだ。そのお陰で、1980年代には日本の家庭におけるピアノの普及率は20パーセントを超え、世界一となっている。【大前研一】やりたいことは全部やれ!【書評・レビュー】
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