失敗しない転職先の選び方。

不景気や大量のリストラにより、転職を考える機会は多いと思います。そこで今回は、大前さんの著書より、失敗しない転職先の選び方をご紹介いたします。

理想的な転職回数は1～2回

アメリカで就職が最も成功した回数は平均して2.5社めである。つまり、転職回数は1～2回、勤め先としては2社めないし3社目で成功させるべきなんです。

しかし、2つ目の会社では必ず成果を出すこと。そこで腰を落ち着けて次の転職の時に「高級優遇」でスカウトされなければ、不景気の時代では痛い目に合います。

中途採用者を差別しない企業を選ぶこと

一番大事なのは転職先に、中途採用者が活躍できる風土かどうかです。社内でのキャリアを基準に昇進や給与を決めている会社もあるので要注意。

アウトソース先を狙う

近年はリストラの一環として一部業務をアウトソース（外部委託）する企業が増えています。例えば経理部に所属されていたとして、経理部門が廃止されたとしたら、経理部門のアウトソース先の専門外社への転職を考えてみるのも手です。

地方の有望企業も選択肢に

地方にも1000人近く動員できる講演会を開くことができる企業も多いです。社長がIT化、世界化を考えていても人材がいないという共通の悩みを抱えています。こうした有望企業も転職先の選択肢として考慮しておいたほうが良いでしょう。

”出たがり社長”には気をつける

経営者が雑誌やマスコミに頻繁に登場してる会社には気をつけるべきです。なぜなら、こうした経営者はいつしか顧客でなく、マスコミや投資家を見て仕事をしがちです。それがきっかけで会社はおかしくなる可能性が高いんです。

平取締役に注目する

転職先の経営陣の能力や人格が優れていることは非常に重要です。しかし社長だけでなく、副社長・専務・乗務・平取締役クラスの3階層までしっかり見るべきでしょう。

転職情報は足で稼ぐ

上記の情報は転職雑誌などでは得られないので、つてを辿り、その会社の人や業界の人から直接話を聞き、生の情報を手に入れること。そして面接では、「自分は何をしてきたか」ではなく「何ができるのか」を答えられるように準備しておくことが重要となります。

希望退職を募ったり早期退職制度をする会社はマジでやばい。