2014年1月3日金曜日

次世代を作るこれからの新入社員教育とは

【大前研一さんの言葉】 
「今年の新入社員教育は誰がやりましたか?」と尋ねると、やはりみんな「先輩社員です」、と当たり前ではないかという顔で答える。だが、これは、(会社を)変える気がないのと同じである。
制度を変えるためには、まず新入社員教育のやり方を変えなければならない。先輩社員が新入社員を教育するということは、新入社員をその企業の秩序、言い換えれば従来の鋳型にはめ込む教育をしているということだ。変わりたいと言いながら、変わらない教育をしているのだ。このやり方では、せっかく新鮮な感覚を持って入ってきた新入社員が、古い社員と同じ感覚を持つようになってしまう。しかも、その教育の内容は、我が社の歴史なんてものを教えている。我が社が変わりたいのなら、我が社の歴史を教えてはいけない。
私はある会社にこうアドバイスした。新入社員は昨年入った社員にやらせなさい、そして古い人の教育を新入社員にやらせなさい、と。
さらに、新入社員には入社して1ヶ月たったら、わが社の将来、5年後のあるべき姿を書かせなさい。書いた以上は自分たちでそれをやれと言って、上司をつけずにやらせてみなさい、とアドバイスした。

メモ
新入社員には入社して1ヶ月たったら、わが社の5年後のあるべき姿を書かせ、上司をつけずにやらせる。

日本の企業がダメな根本的な理由

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