2014年1月6日月曜日

無駄な会議はなくせ!有意義な会議をするためのゴールデンルールとは?

【大前研一さんの言葉】  
会議時間が1時間だとすると、最初の50分が会議主催者からの議案の説明に費やされ、議題に即した議論はわずか7~8分程度しか行われず、最後の2~3分で結論を出す。
---これが日本の会議の典型的パターンだ。
10分にも満たない時間で活発な議論を交わすのは無理である。

会議で議論を重ねた上での結論を出すのは、私の経験上、次の4点が不可欠だ。
  1. 会議の開催時間は30分。
  2. 最初の30分で議案の背景にある情勢等を説明。参加者が理解を深める。
  3. 続く20分で議論する。
  4. 最後の10分で結論を出すと同時に次の会議を開くタイミングや、その際の議案について確認する。
ゴールデンルールを実現するには、提案者が会議参加者に「提案書」と補足資料を電子メールで送付しておくこと。

提案書には次の項目「6W2H」が明確にされている必要がある。 
  1. what --目的は何か?どのテーマについてどんな意思決定をしたいのか?
  2. why --どのような理由、あるいは目的で、その意思決定を下したいのか? 
  3. who --プランを実行するのは誰(どの部署)で、それによって誰(どの部署)が利益を得るのか?
  4. when --プラン実行のスケジュールは?
  5. where --プランの対象範囲は全国的、会社的なレベルか、それとも限定された事業エリア、組織か?
  6. which --プランの目的達成のための方法は1つしかないのか?複数ある場合、各方法の違いは?どの方法がベストだと考えるか?その理由は?
  7. how to do --プラン実行の具体的方法は?
  8. how much --プラン実行には予算がいくら必要か?その予算をどのセクションが負担するのか?
  9. メリットとデメリットに関する予測 --プランが成功した場合のメリット、失敗した場合のデメリットは?
  10. 「ベンチマーク(基準)」 --プランの実行過程で予測された効果が上がらなかった場合、どの段階でプランを見直し、あるいは中止するのか。また、どの段階でプランの進捗状況を今後の会議で報告するのか?

あとは、提案書の根本にかかわる問題だけを徹底的に議論し、結論を出すことに全員で心血を注げばいい。
日本の無駄な会議時間。 

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