【大前研一さんの言葉】【大前研一】考える技術【書評・レビュー】
抱えている問題を解決するためには、問題がどこにあるのかを分析して原因を解明し、それを解消しなければならない。それは論理的に考えれば導き出せるものなのだが、日本の経営者のほとんどはこうした思考回路を持っていない。私の目からみれば当たり前ことが、なぜか日本企業の中では見逃されてしまうのだ。それどころか、自分の立場や派閥の利益といった、問題解決の上では逆効果でしかない思考回路がまかり通ってしまうケースも珍しくない
データを分析して出てくるものは仮説にすぎないのだが、日本のほとんどの経営者やビジネスマンは、その仮設を結論だと思い込んでしまう。そこで「結論を得た」と思って安心し、仮説を裏付けるだけの証拠収集や、本当の結論に至るまでの論理的思考を怠ってしまうのだ
重要なのは、「仮説」ではなく「結論」を導き出すことである。経営コンサルタントの中には、仮説でしかないことを「結論」として示し、「この問題を解決することは非常に難しい」というのが「提言」だと勘違いしている人間もいるが、こんな馬鹿げた話はない
仮説を証拠で裏付け、結論を導き出すうえでもっとも大切なのは、「その問題の原因は何か」を明確にすることである。ところがほとんどの経営者やビジネスマンは、問題として見えてくる現象にばかり目がいってしまい、原因の解決に至らないと言う思考パターンに陥っている。
現象はあくまで現象にすぎず、原因ではない。この当たり前のことがなかなか理解できないのだ
2014年2月10日月曜日
大前研一に学ぶ!問題解決において最も大事なこと
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知っておいた方がいいこと
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