【大前研一さんの言葉】
1.すべての問題は解決できる、という強い信念を持て
問題解決法の前提は、「すべての問題は解決できる」ということだ。英語に「セルフ・フルフィリング・プロフェシー」という言葉がある。日本語に訳すと、良く言えば、「言った通りになる」、悪く言えば「自ら墓穴を掘る」という自己暗示のような意味合いである。日本人は何か問題に突き当たると、すぐに「しょうがない」と言う。しかし、「しょうがない」と言ったら、問題を解決できないと認めることになる。「しょうがない」と思った時点で思考は停止してしまい、解決できる問題も解決できなくなってしまう。
2.常に「What, If・・・?」と考えよ
問題解決法では「もし答えがあるとすれば、どういう範囲にあるのか、どういう感じなのか」と考えてみる。すなわち「What, If・・・?」という設問をするのだ。「もし状況がこうなったら、どのように考え(あるいは行動、反応し)たらよいか」ということである。言い換えれば「What, if・・・?」と考える癖を身につけることが、問題解決法の基本なのである。
【大前研一】実戦!問題解決法【書評・レビュー】3.原因と現象を混同するな
私の経験では、ほとんどの場合5割以上のウエートを持っている原因は1つだけ
存在する。たくさん問題がありそうに思えても、1つの原因が現象としていろいろな形で問題として出てくるだけなのだ。原因と現象の区別がつかない人は、問題がたくさんあり過ぎて解決のしようがない、という言い方をする。だが、現象に1つ1つにいちいち対処しても、それこそしょうがない。原因をつぶさなければ、絶対に問題は解決しないのだ。
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