ホリエモンとひろゆきが世の中のヘンなこと、理不尽なことについて語り尽くした対談本。2人はIT業界で活躍しているということが共通点ですね。一人は被告人になり、一人は裁判まみれ。異端と言われる2人の対談から、鋭い視点で、政治、経済、経営、税金、教育、ITについて語られます。もう面白すぎです。
2人とも裁判に詳しいですね。この国の裁判官は何も考えていないそうです。というのは突拍子もないことから突然痴漢の無罪判決が増え始めています。きっかけは『それでもボクはやってない』という映画ですね。高裁では実刑1年10ヶ月だったのが、最高裁で無罪になったりということが、往々にしてあり得る世界なんです。
司法の大原則は「疑わしきは罰せず」です。例えば、毒カレーのヒ素事件みたいに、「あの人も違う、この人も違う」という消去法から犯人を特定するのはマズい。それでも実際には死刑判決が出ています。容疑者の主張は「俺らは商売でヒ素を使って保険金せしめているんだから、何の得にもならない地域の人たちにヒ素を食べさせて殺したりはしない。一銭の得にもならない」です。確かに筋は通っていますよね。ヒ素を使って商売をしている神経はどうかと思いますが・・・。
冤罪判決はあってはなりません。たとえ真犯人を逃してしまってもです。証拠無き場合は罰するべきではありません。冤罪死刑なんてありえないでしょ。圧倒的権力を持つ裁判官が何も考えていないのは怖い。冤罪は誰にでも降りかかり得る。今一度、国民一人ひとりがもう一度考えるべき問題ではないでしょうか。
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