2014年1月25日土曜日

大前研一に学ぶ!真実を見破る2つの思考トレーニングとは?

【大前研一さんの言葉】 
思考トレーニングのより効率的な方法としておすすめしたいのは、「よい会話の相手を見つける」ということだ。たとえば、ある友人が私に「この会社の株価が思ったほど下がらない。ボロ会社なのにどうしてなのか。オレはこの会社この後減資するからじゃないかと思うんだけど」と訊いてくる。それに対して私は「いや、そうじゃない。こういう事情があるからじゃないか」というようなことを言う。すると、相手もまた・・・

--中略--

そうすことで自分の仮説についてさらに考えを深めることができるから、こうした友人がいることは論理的思考のトレーニングをするうえで非常に効率的なのだ。

ところが、一般のビジネスマンの会話を訊いていると、非常につまらない話ばかりしている。テレビで見たり新聞で呼んだりした知識を人に言う。相手も同じものを見たり読んだりしているから、「オレもそれを読んだぞ」といって会話に入り、書かれていた内容をお互いに確認してそれで終わり。

新聞やテレビは大本堂発表よろしく政府が言ったことを垂れ流しているだけだから、世の中が本当はどう動いているかは書かれていない。それを鵜呑みにして確認し合っても、何も意味がないのである。

つまり、1つは新聞やテレビで聞いたことをそのまま鵜呑みにせず、疑う力や、さらに「こうではないか」ということまで考える癖をつける。もう1つは、そういう考え方をぶつけ合える仲間を持つということです。イーロン・マスクの言葉に次のような言葉があります。

ネガティブなフィードバックに注意を払うことも重要です。特に友人に意見を求めることが大切です。 シンプルなアドバイスに聞こえるかもしれませんが、ほとんど誰もやっていないことですごく力になるんです。
【大前研一】考える技術【書評・レビュー】 

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