2014年1月23日木曜日

討論ができない会社はやばい。ディスカッションの本来の意味とは?

【大前研一さんの言葉】 
そもそも"discuss"という言葉は、否定を意味する"dis"と、恨むという意味の"cuss"が合体した言葉です。要するに、反対したり反論しても「恨みっこなし」というのがディスカッションの本来の意味なのです。一方"debate"という言葉は"de"が下、そして"bat"は打つという意味なので、原意は「打ち倒す」です。議論する力は、相手を言い負かすためでも、言いくるめるためのものでもありません。事実、欧米社会では、ディスカッションもディベートも事実を追求する手段として広く浸透しています。 
日本企業は、各社特有の倫理、業界の常識にとらわれたきわめて特殊な世界で、自分たちだけの勝手なロジックで答えを出そうとします。多くの人は上位者の考えを水量して、合格点をもらえる答えを出すクセが染みついていて、自分たちだけに有効なルールに基づくコミュニケーションに安穏とし、これを微塵も疑っていません。
【大前研一】ザ・プロフェッショナル【書評・レビュー】

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