2014年1月21日火曜日

「ゆとり世代」のやる気を引き出すたった1つの方法

【大前研一さんの言葉】 
大切なのは15歳下の人たちである。彼らが自分とは違うどんな能力や価値観を持っているのか、ということをよく研究しなければならない。30代後半~40代の人からすれば、新入社員は頼りなく見えるだろうが、実は子供の時からテレビゲームやパソコンインターネットを使いこなしてきた彼らのほうが、新大陸のことを知悉しているからである。 
実は、彼らは我慢をしない(できない)一方で、自分の好きなこと、のれることには異常なエネルギーを出し、徹夜仕事も厭わない、という面を持っている。今、うまくいっている会社、うまくやっている上司は、その特質がわかっていて、彼らをのせて仕事をさせることができているのだ。 
これはアメリカの経営学でも「オーナーシップ」という重要なジャンルになっている。オーナーシップとは「自分がやらなければ」というメンタリティのことであり、それを増大させるのは、私の言葉でいえば「ヒーロースポット」(自分がヒーローになれる場所)である。

つまり「支持」や「命令」ではなく、「どうすればいいと思う?」などの「質問」や「お前に任せる」などの責任譲渡によって、やりがいを引き出すことが大事になってきてるんですね。責任譲渡には勇気がいりますが、若い世代が持つ感性やセンスに賭けることは会社を長期的に成長させる上では最も重要なアクションだと思います。もちろん、長年の経験だからこそ分かることもあるのだから、そこは部下にアドバイスして”補佐”してやればいいだけの話ですね。

【大前研一】サラリーマン再起動マニュアル【書評・レビュー】

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