2014年1月28日火曜日

許すまじき、政治家にかかる税金コストの真実

【大前研一さんの言葉】

国会議員の年収は、ざっと3000万円ほどです。公設秘書3人分の給与も国が負担しているので、約2000万円が加算されます。このほかに文書通信交通滞在費なども支給され、衆議院でも参議院でもだいたい議員1人当たり年間6000万円かかる勘定です。

さらに、経費はこれだけではありません。議員会館や議員宿舎も当然、コストです。国会議員は格安で利用していますが、双方の家賃を世間の相場に照らして計算すると、それぞれ600万円ずつの計1200万円が妥当です。そして、ここで挙げた数字をすべて合算すると、少なく見積もっても年間7000万円、任期の6年で掛ければ、参議院議員1人につき実に4億2000万円もの費用がかかるのです。

参議院だけでも、こういう人たちが現在242人いて、年間約170億円かかっているわけで、その役割とこうしたコストの対比、すなわち費用対効果を吟味する必要があります。要するに「役に立っているのかどうか」ということです。
【大前研一×柳井正】この国を出よ【書評・レビュー】

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