2014年1月23日木曜日

考えるってどういうこと?創造力を備えたコンピュータをつくる方法

【大前研一さんの言葉】 
人間の「考える」という作業は、記憶したものを並べ替えたり組み合わせたりしているにすぎません。それゆえ思考能力は、記憶の特性に大きく左右されます。いわばコンピュータの計算能力や速度が、記憶装置の容量や速度で制限されるのと同じです。人間の記憶は、言語中枢をつかさどる左脳によって行われます。その働きは、作業を一つずつ順を追って行うという点で、コンピュータの記憶装置と酷似しています。 
ところが、左脳とコンピュータの作業手順には問題があります。もし一つでもデータが欠けていると、解答不能の状態に陥ってしまうのです。つまり、左脳もコンピュータも大きな力を持ちながら、創造力に欠けているというわけです。創造力を備えたコンピュータをつくるには、右脳に相当するような視覚的・全体的(holistic)に記憶する装置が必要です。
【大前研一】ザ・プロフェッショナル【書評・レビュー】

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