著書は大前研一氏。”質問する”ことの重要性について語られています。例えば住宅ローン。住宅ローンを組む時に質問する力が備わっていなければ、大変な苦しい人生を送ることになってしまいます。詳しくは、住宅ローンの恐怖をご覧ください。
質問する力とは?
さて、「質問する力」とはそもそも何か?と考えた時に出てきた結論は「真実を知りたいという好奇心」という言葉に尽きます。つまり、「本当のとこはどうなのか?」「もっと詳しく知りたい」といった心持ちこそが質問する力に直結するのです。
日本人の歪んだ好奇心
しかし、日本人の好奇心というのはとてつもなく歪んでいます。なぜなら、日本人は親や先生に褒められるために、勉強をするからです。しかし本来は自分が知りたいと思ったことを知ればいいだけなのです。自分のために、自分が知りたいと思って勉強するべきなんです。そんな基本的なことさえできない事態を起こしています。
名経営者の共通点
事実、社会人として活躍している人達は、好奇心旺盛で、貪欲です。経営の神様と言われた松下幸之助氏だって、小学校を4年で中退し、自分の好きな学問を追い求めて、大企業へと展開していったんです。
自分の好きな学問を勉強し続けるというのは、大変難しい。なぜなら、妥協は許されないからです。「ここらへんでいいや」ということにはならず、好奇心が続くまで学び続けます。
日本の義務教育の問題点
しかし、親や先生に褒められるために勉強するとなるとどうなるでしょう。学校のテストは100点満点で減点方式だから、大体70点以上取っていれば大丈夫だろうと妥協してしまいます。こんなことでは、テストが終わった直後にはテストの内容はほとんどを忘れてしまうし、ましてや社会人として役に立つことなので何一つ残りません。
だから、日本の義務教育を受けた人こそ、本書を読んで確かな「質問する力」を身につけるべきなのです。
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