2014年1月21日火曜日

勤務中、最も無駄な時間は「移動時間」

【大前研一さんの言葉】 
現在の勤務形態は、たとえば仙台支店の営業は、気仙沼担当や塩釜担当などエリア別の担当者がいて、その人たちは月曜日の朝、仙台でミーティングを行ない、午後からそれぞれの担当エリアに営業車で散っていく。 それだけで1日が終わるというケースが多い。実質的な仕事は火曜日に始まり、金曜日の午前中には再び報告のために仙台へ戻ってくる。家族は仙台にいて、週末は仙台で過ごす。 
つまり、担当エリアには火曜日・水曜日・木曜日の週3日しかいないのである。これでは無駄な時間が多すぎる。移動時間だけで勤務時間の70%ぐらいになり、週末は担当エリアにいないので、お客さんと接触している時間が非常に短く、地元に密着していない。 
しかも、クルマを長く運転するから交通事故の危険が増し、平日は家族とバラバラの生活。そういう非合理的な状況を放置している。 
本来、営業マンは気仙沼や塩釜などの担当エリアに家族と一緒に住み、週末はお客さんと食事したり、釣りやゴルフをしたりして、人間関係を深める機会を増やすべきである。

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