2014年1月25日土曜日

俯瞰で物事を捉える力を磨く方法

【大前研一さんの言葉】

オーケストラをやっていると「あれっ、この音が聞こえないぞ」とか「あの音がちょっとズレてるぞ」と気づくことがある。不思議なもので、経営計画などをやっていても、「あの部分の情報が出てきてないぞ」「何かおかしなことが起こってるんじゃないか」ということがわかるのだが、その感覚はやはり音楽によって培われたものなのではないかと私は思ってる。

しかし、音楽をやっていなければダメだということではない。私はたまたま音楽好きだが、基本的には人それぞれに自分の好きなモデルでやればいいと思う。 
たとえば野球が好きな人なら、野球で訓練ができる。テレビ中継ではなく野球場に行って試合を見るとよくわかるのだが、たとえばランナーがいるときに内野ゴロを打つと、守っている側はベースカバーなどのために目まぐるしく動いている。 
サッカーでも同じで、強いチームはボールを持っている選手だけでなく、チーム全体が1つのいきもののように動いているのだ。釣りは1人でやるけども、どこが釣れそうな場所かを見るには、場を見る力が必要だし、「合わせ」る瞬間を捕らえられる感覚も研ぎ澄まされるはずだ。

ちなみに、バスケットボール選手は、選手の位置だけでなく、審判の位置まで把握しているらしいです。

ゲームすることで、周囲の状況の変化を察知する能力や、情報を同時に処理する能力が向上するこも証明されています。ゲームは頭に良い!?ゲームで得られる3つの能力

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「コンセプトの時代」に求められる「6つのセンス(感性)」のうちの1つで、これからの時代には、バラバラなものをひとまとめにする能力が求められており、著書ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代で「調和」と呼ばれているものがあります。今日、最も重視されるのは、分析力ではなく総括力、つまり全体像を描き、バラバラなものをつなぎ合わせて印象的で新しい全体観を築き上げる能力なのです。そのためには、まず全体を描くために、俯瞰する能力が求められているわけです。

スティーブ・ジョブズもこんな言葉を残しています。
製品をデザインする時には、5000のことを一度に考えることになる。大量のコンセプトを試行錯誤しながら組み換え、新たな方法で繋ぎ望みのものを生み出すんだ。そして未知の発見や問題が現れるたびに、全体を組み直す。そういったプロセスがマジックを起こすのさ。
ジョブズぐらいの天才になると5000のことを同時に考えられるんですね。


【大前研一】考える技術【書評・レビュー】



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