世界の第一線で活躍してきた、大前研一氏と船川敦志氏の対談本。
「そもそもグローバルリーダーとは何なのか?」「これからのグローバル人材とは?」「なぜ日本からはグローバルリーダーは生まれないのか?」「どうすればグローバルリーダーが育つのか?」「グローバルリーダーに求められる英語力とは?」グローバルリーダーについて幅広い対談となっています。
日本でグローバル人材が育たない理由
日本でグローバル人材が育たない理由は学校の教育にあります。戦後の名経営者(松下幸之助氏、本田宗一郎氏、稲盛和夫氏ら)がグローバルリーダーになれたのは、「自分の能力に限界はない」と信じていたからなのです。しかし日本の教育は偏差値という数字の基準があり、それがあたかも人間の能力を計るかのように蔓延しているせいで、子ども自身が限界を作ってしまっているのです。つまり、日本の教育にはめられているわけです。得に第3次産業がこれだけ発達したこの世の中で、高校や大学で学ぶことなんてほとんど役に立ちません。むしろ、自分が好きなサービス(ゲーム、音楽、イベント)などに自ら触れ、楽しんでいた方が役に立つのです。
どんな人生を送りたいか?
親や先生から「学校に行け」「言うことを聞け」と言われて過ごす人生って本当に楽しいでしょうか?人生は一度しかないのに、自分のやりたいこともやれず、人から言われたことをや辛いことをやり続ける意味ってあるんでしょうか。今の世の中に取り返しがつかないほど危険なことって法に触れることぐらいで、それ以外はどんどんやりたいことやって楽しめば良いと思うんですよね。人の言われたことだけやってる人生の方が危険ってことです。日本人が英語を苦手とする理由
それから日本人が英語を苦手とする理由も日本の義務教育にあります。英語はコミュニケーションの手段の一つであり、伝えたいことが伝わればそれで良いんです。その時に大事なのは、文法よりもニュアンスです。しかし日本の教育では、英語を喋る機会はほとんどありません。テストも読み書きで行われ、少しでもスペルを間違ったり、大文字小文字、ピリオドが抜けていたりするだけで減点されます。これでは、日本人が英語を嫌いになるのも無理はありません。英語を学ぶ上で大事なことは、読み書きより、聞き喋りです。
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