2014年1月23日木曜日

大前研一に学ぶ!プロフェッショナルとスペシャリストの違いとは?

【大前研一さんの言葉】 
スペシャリストはいわゆる専門家です。会計士であればすべてのルールに精通し、間違いなく会計処理ができます。しかし、顧客が次第に多国籍化して、通貨も税制も異なる国での操業が増えてきます。法律というものは、スペシャリストの集団である官僚や協会(業界団体)によってつくり替えられていくわけですから、常に時代よりは遅れていく運命にあります。こうした状況を読みながら顧客を正しく導いていくのが会計のプロフェッショナルです。 
ルールがあれば、コンピュータに吸収される仕事ならできるスペシャリストに対して、道なき道、ルールのない世界でも「洞察」と「判断」をもって組織を動かしていけるのがプロフェッショナルです。 
プロフェッショナルとは感情をコントロールし、理性で行動する人です。専門性の高い知識とスキル、高い倫理観はもとより、例外なき顧客第一主義、あくなき好奇心と向上心、そして厳格な規律。これらをもれなく兼ね備えた人材を、私はプロフェッショナルと呼びたい。
【大前研一】ザ・プロフェッショナル【書評・レビュー】

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