【大前研一さんの言葉】
私は考えるべきことは徹底的に考え、考えなくていいことについては考える時間をなるべく少なくしている。余計なことで悩まなくてすむように、生活などはすごくシンプルにしているのだ。
--中略--
履いている靴にしても、知らない人は「ずっと同じ靴を履いている」と思っているかもしれないが、じつは私は同じ靴を4足持っている。この靴だと巻き爪が圧迫されないからとても気持ちがいいのだ。歩きやすくて、1日履いていても疲れない。
ナイキ(コール・ハーン)の靴なのだが、ナイキはモデルを変えてしまうのですぐに店からなくなってしまう。だから履いてみてあまりにも気に入ったので、4足まとめて買ってきた。これで、4,5年は靴は買わなくてもいいから、「靴をどうしよう」とか「この店のより、あっちの店の靴のほうがよかったな」といったことに時間を取られずにすむ。毎朝どの靴にするか考える必要がない。
このように私は、生活の中で自分でパターン化すべしと思っていることは、全部パターン化しているのである。
考えるべきことを懸命に考えなかったり、考えなくてもいいことを考えて思い悩んでしまう。そんな人は大切な論理的思考のトレーニングに費やすべき時間を無駄にし、結局は人生の貴重な時間を無駄にしてしまうのである。
”選ぶ”ってことは、論理的思考のトレーニングにはならないかもしれないけど、感性やセンス、クリエイティビティを磨くのには重要だと思いますけどね。 今日から実践できる!仕事で使えるクリエイティブを鍛える2つの方法!
【大前研一】考える技術【書評・レビュー】
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