2014年1月24日金曜日

大前研一流!経営コンサルタント力をつけるトレーニングとは?

【大前研一さんの言葉】 
私は経営コンサルティングの仕事をまったく知らずに入社したから、入社後は人一倍努力をした。その1つが、次のようなトレーニングである。
私は当時横浜から通勤していたのだが、毎朝横浜駅から東京駅までの28分の通勤時間を利用して、テーマを決めて問題解決のプロセスを組み立てていくのである。たとえば最初に見た吊り広告を題材に、「この会社の社長に売り上げを伸ばしてほしいと頼まれたら、自分ならどうするか」を考える。慣れてくるとだんだん頭の回転が速くなって、1日1テーマだけでなく、ひと駅ごとに別のテーマについて考えられるようになった。

問題解決の思考回路を組み立てるトレーニング。その題材はどこにでも転がっている。あなたもこうした頭の筋力トレーニングを行えば、問題解決力は確実にアップするはずだ。毎日の努力の差が、やがて大きな力の差となって表れてくる。

最後に、具体的に今の仕事に役立つ思考トレーニングの題材として、最適なものを紹介しておこう。それは「自分が2階級上のポジションにいたらどうするか」を考えることだ。どの企業も、さまざまな問題を抱えているはずである。今、あなたが係長だったら部長、課長だったら取締役の立場に立ってみて、「自分だったらどうやってその問題を解決するか」、それを徹底的に考えてみるのである。
人の立場に立つことの重要性 

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