2014年1月21日火曜日

日本のセールスマンは働いてない。

【大前研一さんの言葉】 
マンガ喫茶に行くと、午前中から外回りのセールスマンが時間をつぶしている。セールスのピークは午前10~11時と午後2~3時のはずだが、その時間帯がマンガ喫茶のピークだ。営業日報には「訪問件数:午前6件、午後12件/実績:不調」などと書いているが、実際には1日に2~3件、挨拶程度に顧客あるいは潜在顧客先に顔を出しているだけ、というセールスマンが結構多い。

【別の話】 
かつて、私はコンサルティングの一環として、よく営業マンに同行して”実地検分”をした。すると、お客さんと会って話をしている時間は、みんな日報で10倍以上サバを読んでいた。 
日報に「20分」と書いてあっても、実際は「27秒」とか「1分18秒」だった。お客さんの所に顔を出すと、たいがい「忙しいから帰れ」といわれる。そこでさらに粘る営業マンは稀である。「じゃ、また来ます。パンフレットを置いていきますので、お暇な時に見てください」というのがせいぜいだ。営業の現場というのは、そんなものである。
【大前研一】サラリーマン再起動マニュアル【書評・レビュー】

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