2014年1月9日木曜日

人生を楽に生きる方法

【堀江貴文さんの言葉】 
以前、メルマガ読者から「どうすればラクができますか?」という単刀直入な質問を受けたことがある。このとき僕は、こんなふうに回答した。「ものすごく苦労をすると、その先にラクが待っている可能性もあります。」自分で『苦労していない』と言う人がいたとしても、それは本人が苦労だと思っていないだけで、周りから見たら苦労しているものです。逆に、自分が『苦労だ』と思っていることに限って、周囲には苦労と移りません。ですから、周りの人から『苦労してるな』と思われることをして、その先にあるラクをつかんでください」

そもそも働くとは何なのか。それは物やサービスを提供して、つまり社会貢献をしてお金をもらうことです。会社や上司からお金をもらっているのではなく、その先にいるお客様からお金をもらっていることになります。ここで、藤沢数希さんの言葉より10人の村の話を引用したい。

最初は貧しい自給自足の農村です。10人がみな朝から晩まで田畑を耕して必死に飢えないように食べ物を作っています。ところがある日、村人のひとりが肥料を発明しました。この肥料を使うと安定してたくさん野菜や果物や穀物を作れることがわかったのです。イノベーションです。おかげで10人でやっていた野良仕事を5人でできるようようになりました。そうすると残りの5人はどうなるかというと、失業してしまうのです。 
しかしこの失業した5人は新しい仕事をみつけます。漁業です。おかげでこの村は農産物の他に海産物も手に入れたのです。これが経済成長です。農産物だけだったGDPが農産物と海産物に増加したのです。そのあと、農業でも漁業でもさらにイノベーションが起きて、とうとう農業はふたりで十分で、漁業はひとりで十分まかなえるほど効率がよくなりました。しかし残りの7人は失業してしまったのです。 
ところがこの7人は村を豊かにするためにさまざまな新しい仕事を始めます。大工さんになって家を作る人、お医者さんになって村人の健康を守る人、それにこの豊かになった村では歌を歌うという仕事まで生まれました。村人全員で農作業をしていた時代にくらべてはるかに生産性が増加して、飛躍的な経済成長をとげたのです。

つまり、お金という便利な道具を使うことによって、それぞれ得意な分野や、好きな分野で、”分業”することができるようになったのです。これを一般的に「豊かになる」と言います。


だから、どうせ”分業”するなら、得意な分野や好きな分野で働きたいですよね?っていうことです。この記事のタイトルは「人生を楽に生きる方法」と題しましたが、「人生を豊かに生きる方法」の方が正しかったかもしれません。

人は元々”承認欲求”というものを持っています。つまり、誰かに認められたいということです。もしあなたが宝くじが当たって好き放題遊んでるとしましょう。やがて恋をし子供ができ、子供が大きくなった時、恥ずかしいと思いませんか?仕事の話もできないし、子供からは尊敬されないでしょう。

つまり、「楽をして生きる方法」を考えるより「自分の得意分野をどうやって活かすか」「他人だったらしんどくて辛いと感じるけど、自分だったら楽で楽しいと思える仕事はなにか」に答えを出したほうが有意義な人生になると思います。

お金は便利な”道具”

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