2014年1月3日金曜日

失敗を恐れる、日本の呪縛教育

【大前研一さんの言葉】 
人は、30歳までに3回以上失敗すべきだと思う。なぜなら、私の経験では、失敗したことのない人間や組織は思い込みがあって非常に恐いからである。
ところが、今の若い人たちは失敗しないように教育されている。”月”という字は、右下をはねなかったら×になる。コロンブスがアメリカ大陸を発見した1492年を1400年代と書いたら×、1400年代終わりと書いても×になる。そういうふうに、わずかでも失敗したら×をつけられるという恐怖感を「パブロフの犬」みたいに植え付ける教育を施されている。しかも答えが必ずあって、その答えは一つだけ。それを間違えないで出すことだけを求められて育っている。エリートほどその傾向が強くなる。
その「入試秀才」が次々に世の中から落伍し、役所や銀行に入って犯罪さえ犯しているのである。
つまり、失敗を恐れて思い切ったことにチャレンジする勇気が持てないのだ。そういう人間が今の教育制度ではエリートと呼ばれているわけで、成功するためには失敗しなければいけないこれからの時代は、エリートほど成功の可能性が小さくなる。

今年はたくさん失敗します。失敗なくして成功はない

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