2014年1月10日金曜日

学校でパソコンは教えなくても良い

【大前研一さんの言葉】 
たとえば、すべての子供に1か月後に自分の得意とするパソコンの使い方やプログラムなどをみんなの前で発表するように、という課題を出したとする。その場合、先生は別に教えなくてもよい。子供たちがお互いに教えあうからだ。先生の役割はそういう場所を作ること、優れた才能を持った子供を早期に見つけること、子供の邪魔をしないこと、そして、できれば、その子供に一番合った先生を見つけてあげることである。

大前さんは”教えすぎることの危険さ”を危惧しています。例えばビジネス、世界のビジネススクールではいわゆるフレームワークを教えるのが通です。なぜなら、その方が目に見えてハッキリするし、カリキュラムとして教えやすいからです。しかし、生徒は”フレームワーク”を覚えればいいと思った瞬間に思考は停止してしまい、それ以上の向上心や考える力は養われません。

パソコンメーカーDELLの実例を紹介します。
マイケル・デル氏は流通を通さない注文生産というデルのビジネスモデルをテキサス大学オースティン校の卒業論文に書いた。しかしながら、マイケル・ポーター氏のバリューチェーン理論に適ってないという理由でC評価を付けられた。グーグルやシスコシステムズの成功も、ポーター氏の理論では説明がつかないのである。

例えば、僕の好きな作曲家の小室哲哉さんにも同じことが言えます。彼は作曲法を誰かに教わったわけでなく、全て直感で創ってきたわけです。それが功を成し日本中にムーブメントを起こせたわけです。この場合の小室さんは作曲法やコード進行などの理論を教わらなかったことが成功の要因の一つだと思います。

ITと英語の教育のあるべき姿。文部科学省は子供の邪魔をしている。

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