【堀江貴文さんの言葉】
上場に向けて会社をいっそう大きくするために、わが社は1999年にベンチャーキャピタル(VC)から出資を受けることになった。出資を受ける際、VCの担当者は、「営業を手伝いますよ」などといろんなことを言っていた。だが蓋を開けてみれば、最初に約束してくれたようなことは実際には何もしてくれなかった。
VCのウェブサイトの説明や担当者のセールストークを聞くと、ベンチャー企業に対してさまざまな支援をしてくれるというのが大きなメリットとして語られている。だが現実には、起業家の側が期待しているほどの支援は受けられてないというのが実態のようだ。
もちろんVCはファイナンス(財務)の専門家ではあるので、ファイナンスに弱い企業に対してその分野の相談に乗ってくれるというケースはあると思う。
だがわが社の場合、ファイナンス部門は自社の中に用意していた。
VCから出資をしてもらえば、会社がさらに成長していったとき、リターンの一部がVCにさらわれてしまうことになる。当然、経営者である自分が受け取れるリターンは相対的に小さくなる。大きなリターンを期待したいのであれば、VCとの付き合いは控えたほうが懸命だ。
ジョブセンスで有名なリブセンスの村上太一さんもVCは受けなかったらしい。
[書評] 最年少上場を果たした リブセンス 村上太一氏が共感するジョブズの言葉【増田 @maskin】
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